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0か100かではなく、1を積み重ねていく【#この春やりたいこと】

「父と息子の130キロ自転車2人旅を、物語として綴りたい」

そう書いてから、一ヶ月以上が過ぎた。


宣言してから一日たりとも忘れたことはないけど、noteを見る限り一歩も進んでいない。じわじわと焦る。焦りが出ると、どこから手を付けたらいいのか迷って、さらに進まない。

言い訳はある。登場人物の名前で、いきなりつまづいた。実際の僕と長男の名前にするか、別の名前を付けるか。僕の名前だと、いわゆる父親っぽさが表現できない気がする。「伊織」でも「イオリ」でも、文字だけを見られたときには、子どもの頃からよく女性に間違えられてきたから。
名前を出さずに一人称で書くことも考えたけど、どこかで行き詰るのではないかと心配になる。考える材料だと思って、年代別の名前ランキングも調べた。父親の名前ならこれかな、息子の名前ならこっちがしっくりくる、と、それぞれにイメージに近いと感じるものがあっておもしろい。

そんなことをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。

このままでは、いつまで経っても完成しない。それどころか、第一章も始まらない。やろうと思ってやらないままだと、自己嫌悪や自己否定が積み重なる。そのうち、自信をなくして、諦めてしまうだろう。
だったら、言わない方がよかった、と思う日がやがて訪れる。

名前が決まらなくても、書くための準備はあるはず。今、決めきれないなら、一旦保留。
他にできることから手を付ける。
ということで、ネタの書き出しを始めた。

<旅の日程>
前日 2013年8月9日(金) 出発前の様子撮影
出発 2013年8月10日(土) 5時20分
到着 2013年8月11日(日) 15時00分

練習日 6月~8月
テレビ放送、新聞掲載、報告会 8月~9月
<気象状況>
8月10日(土) 晴 気温 最高36.6 最低28.1
8月11日(日) 晴 気温 最高36.2 最低27.7 
<登場人物>
・自転車旅の主人公親子:父33歳、息子8歳
・主人公の家族:妻33歳(妊娠中)、次男3歳、愛犬
・テレビ撮影スタッフ 2名
・テレビ取材をつないでくれたNPO仲間
・応援に駆けつけてくれた友人親子
・お茶を買ってくれた通りすがりのお兄さん
・道の駅で出会ったおばさん
・温泉宿の女将さん
・実家の両親と妹親子
・お義母さんと近所の御姉様
<アイテム>
・自転車2台
・自転車用バックミラー
・軍手、帽子
・るるぶ九州版
・スマートフォン、充電器
・Facebookページ
・ケガの応急処置をしたマスクと絆創膏
・くまモンのタオル
・おーいお茶
・おにぎり
・ラーメンセット
・道の駅の祭り会場で買った焼きそばとからあげ
<当時の仕事の状況>
・講師業
・カウンセリング、コーチング
・自主セミナー
・動画配信、DVD作成、パワーポイント作成 補助
・アルバイト
<脇エピソード>
・西公園の流しそうめんイベント
・パパイベント取材
・マジック教室講師依頼
・PTA会長就任
・NPO副代表理事就任
・サッカー日本代表応援つながり


いきなり100には到達しないこと、0のままではいけないことが、よくわかった。

パズルを組み立てる前の、ピース集め。
Facebookの過去投稿やメッセージのやり取りを遡ったり、ネットで当時の気象状況や地図情報を調べたり、やってみるとやることはたくさんある。

登場人物のプロフィール、エピソード、情景、・・・。
考えて、調べて、書いて、書き直して、少しずつ積み重ねていきたい。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 この春やりたいこと 】でした。

もがきながら作品を書こうと奮闘しているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。
どうか、あたたかく見守ってください。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

メンバーのこの春やりたいことも、忘れずにチェックしてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。


※illust by:ししまるさん / イラストAC

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