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「はたらく」には3種類のワークの形がある。

日々、コーチングやらコンサルティングやらでご相談を受けていると、ほぼ8割9割が、仕事か人間関係の悩みのどちらかです。
仕事の時間は生きている時間の中でもとても多くの時間を占めるもの。
私が常にお伝えしている、3つのワークのおはなしです。


働くということ

日本語は、同じ音でもいろいろな漢字をあてることができますよね。
「はらたく」も、いわゆる仕事をするという「働く」のほかに、「傍(はた)を楽にする(楽しませる)」という意味もあるんだとか。

私が代表を務めるNPO法人ひととひとでも、「JOY∞JOB(ジョイジョブ)」という標語の中で、JOB=「はたらく」として、人がおこなうさまざまな活動すべてを「はたらくこと=JOB」としています。

さて、そんな、「はたらく」ですが、私はよく、3つの種類があるんだよ、とお伝えしています。

ひとつめ、ライスワーク。

米を得る、まさに生活の為のワーク。お仕事です。

現実世界、「お金を稼がなくてはならない。」ってい

う人、多いですよね。
もちろん、私もです。子どももいるし、食べさせないといけない。

きちんと最低限の生活をするための、お金を稼いでいくための「はたらく」が、ライスワークです。

無理せず、ライスワークはしっかり確保したいし、誰かを養う必要がある人は、きちんと安定したライスワークがあったほうが安心です。

必要以上に過剰に不安になる必要はないのですが、ライスワークが不安定だと心身ともにストレスがたまるのは、普通の反応です。

起業をするにしても、新しい世界に飛び出すとしても、まずは、自分が安心できるだけの最低限を稼げるライスワークを持っておきましょうね。とアドバイスすることも多々あります。
逆に言うと、最低限のライスワークさえあれば、他の時間はどんなことにもチャレンジできる!のだと思っています。

ふたつめ、ライフワーク。

自分の人生を充実させる為のワーク。活動です。

好きなこととか、やってて楽しいこととか、やりたいこととか、自分が満たされるのがライフワーク。

好きなことで生きていけないってのは、よく出てくる問題ですが、ライフワーク=ライスワークになるのは大変なんですね。

お金が関わるとニーズとかも必要になるから、簡単にはできない。

なので、私は言います。「ライスワークとライフワーク、両方持ったらいいじゃない。」と。

ライフワークだと割り切って進めることで、先がひらけたりすることもあるものです。

ライフワークを無理矢理ライスワークにしようとすると、大好きなことがつらくなったりしてしまいますしね。

ライスワークと、ライフワークは、違って、いい。ライスワークが安定しているからこそ、ライフワークで楽しく活動ができる。ありがたいことです。

ライフワークを見つけたら、ぜひ自覚的に、ライフワークを愉しんでください。

みっつめ、ライトワーク。

光の仕事。お導きによるお志事が、ライトワーク。(導かれてるかどうかの真偽は問わず。自分がそうだと思ったらそうなんです。)

自分がやりたい!ってところよりも、なんだか、誰かに導かれるようにしてお役目としてやることになった仕事、とか。

こういったことをCALLING(人生の目的・天職)とか、言ったりもしますが、そんな大きい物だけじゃなくてもあると思います。

なんでやってんだろ?ってわかんなくなるけど、自分がやらないといけないんだな、ってわかるような。そんなものは、きっと、ライトワーク、だなって思ってます。

たとえば、PTAとか、町内会とかも、そんなこともあるかなと。

ライフワークがライトワークになっていく人も、ライスワークがライトワークになっていく人も、はたまた急にライトワークが始まっちゃう人も、いると思います。

私個人の所感として、ライトワークだなって思うと、なんだかすっと腑に落ちて、腰が座る感じ。いい意味で諦めのような(笑)
私自身、NPO活動はライトワークだなって思いながらやってます。

ライトワークは社会のため、周囲のためにやるものが多いと思うので、まずは、ライフワーク(自分が生きるため)とライトワーク(自分が愉しむため)が満たされる必要があります。自分が安定した後に、ライトワークのお導きがあるのかな。

あなたの目の前には、何がありますか?

生きる為の、ライスワーク。
喜びの為の、ライフワーク。
世の為の、ライトワーク。

この3つのバランスを取りながら、日々はたらいていけるといいなと思います。

はたらくって、やっぱり、生きること全てなんだなぁ、と。
思う存分、自分を使って、気持ちよく生きていけたらいいですよね。

自分のキャリア、これからの「はたらく」に迷ったら、ぜひ3つのワークで整理してみてくださいね。

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