見出し画像

好きなことに反応するだけでは、きっとダメ。「資質」を意識した学びが必要。┃「学びの引き出し術」を読んで

突然ですが、私は学ぶことが好きです。いや、正確にいうと、学びの「プロセス」が好きです。

特に、読書は小さい頃から大好きで、知らない知識をシャワーのように浴びると、じわじわと癒される。その瞬間に没入して、ストレスがすーーーっといなくなっていく感覚がある(自称「ブック+フルネス」効果!)。

これまで「学び」に投資した時間とお金は、自慢でないが、相当なもの(ちょっと算出したくないレベルw)。

が、しかし・・・・
・学んだことを、ちゃんと習得できていない(忘れる、同じ失敗を繰り返している)
・好奇心から色々トライするものの、自分に適した学びが実はよく分からない
という悩みが。

ちなみに第一子目を妊娠、出産した時は、「ライフオーガナイザー」の資格を取るための勉強をしたが、それから3年。家は荒れまくっているw

今回、Voicyの人気パーソナリティ尾石晴さんの新刊を読んで、新しい気づきがあったので、記録しておきたいと思います(そして初note投稿!ちゃんと続けていけたら良いなぁ)

『やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術』尾石 晴著
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001134/

好きなことに反応するだけではダメ。自分の資質を意識した学びが必要。

本書は、自分らしく生きるための「学び軸」を発見し、学びの引き出しの中にどんな学びが入っているのか、これからどんな学びを引き出しに入れるとうまくいくのか、を可視化するためのエッセンスとワークが掲載されている。

※実際、晴さんのVoicyを聞いていると、日常の出来事から、気づきや着想を得て、分解、言語化していく様子=学んでいく姿に感激します。

学び軸を考える要素として、重要なポイントはこちら。

感性:生まれながらに持っている興味・関心
資質:生まれ持った特性や学ぶ力、価値観、動機
センス:完成を使って手に入れてきた物事に対する審美眼
スキル・能力:資質を使って手に入れてきた生きるために必要なスキル・能力(知識も含む)

—『「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術』尾石 晴著https://a.co/hDHwurJ

センスに書かれている「審美眼」という言葉が好き。マーケティングやブランディングの仕事をしていると、言語では説明できない領域が必ずある。嗚呼、まさに「センス」という言葉はしっくりくる!

わたしのこれまでの学びはアンテナで飛びつく「感性型」が多く、自分の学びの「資質」をちゃんと理解できていなかったなと気づいた。

わたしはスレングスファインダーでいうと「達成欲」「最上思考」「収集欲」「学習欲」が強い。なるほど「収集欲」「学習欲」があるので、インプットはしっかりできる。これに加えて、例えばアウトプットの過程で、「達成欲」「最上思考」を満たしてあげると、より実のある学びになる、ということが分かった。

また一人でコツコツ勉強したり、実践したりすることが苦手なので、やはり何らかの責任による負荷を通じて、インプットした学びをアウトプットする環境や仕組みを整えた方が良さそう^^;

実際、晴さんもこう書いていました。

「今振り返ると、習字は好き(感性)でも、 1人でやる通信教育は不向き、教室に行くなら続く、締め切りが必要(資質)といった自分(学び軸)が見えてきます。きっと、今私が筆ペンを習うなら教室を探すし、毎週火曜日など決まった時間を選ぶし、メンバーが固定されているほうが続くとわかります。同じ失敗はしないでしょう。」

—『「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術』尾石 晴著https://a.co/hDHwurJ

これは学びだけでなく、仕事や人生も同じ。
自分の好き!という気持ちはもちろん大事だけど、自身の特性を加味して、強みを活かせる職種についた方が、きっと人生が豊かになる。

これまでの仕事を振り返ると、わたしはマーケティングより営業の方が向いている!と思っていた。しかし本書を読んで、それは自分の資質である「達成欲」「最上思考」を満たしやすいのが営業職種で、売上など数値でダイレクトに「達成感」を感じやすいからかも?という気づきもあった。逆にちょっと上手くいかない時は、「達成欲」と「最上思考」をうまく結びつけて、仕事の仕方を工夫すると良いかも。

そしてハノイにいるとガンガンアンテナが発動するので、「やらないこと」をしっかり見極めるのも大事だなぁ^^;

日々の行動の癖を把握して、自分の感性と資質をより深ぼって可視化・言語化できるようになりたい。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?