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【HSP】行動の源泉が自分にあること

私たちはどうしたら、
無気力を脱することができるだろう

ということについて最近よく考えます。

「どうせダメだ」とか、
「何もかもめんどうだ」とか、
「何となく憂鬱だ」といった感覚に
襲われることってありますよね。

HSPさんは刺激に対して過敏に反応するので、
エネルギーが枯渇してしまう
ことも
しばしばあるのではないでしょうか。

現代社会というのは
漠然とした無気力のもやに
浸食されているところがあります。

感染症の蔓延で自粛生活を強いられ
家で過ごすことが増えただけでなく、
経済的にもきつい状況だったりすると、
余計にそうなってしまうかもしれません。

私たちはどうしたら、
意欲的に歩むことができるでしょう。
そして、気力を失っている人に
どのように声をかけたらいいのでしょうか。

『価値観やモチベーション、
人生に目的意識を持つことが
生きがいを感じることに関係している』
ということは以前書いたかと思います。

私たちの幸福感・充足度は
内的モチベーションに一致しているか
に左右される
のです。

また無気力な状態を脱して、
自分の内側から意欲が湧いてくるためには、
「自主性」という要素が大事です。

外側から与えられる報酬や
なんらかの懲罰があなたを動かすのではなく、
自分が何を大切に考えていて、
その価値観をもとに何を選ぶか

生きがいを創造するうえでは
重要なファクター
なのです。

自他の境界線が弱い傾向のある
HSPさんは無意識のうちに
判断の基準を環境や他者に
譲り渡している
ことがあります。

いろいろな言語外の情報を読み取って、
「こんなことを言ったら調和を乱すだろうか」
と気を遣ってしまうこともあります。
また、相手の感情を即座に感じて
本当の気持ちを呑み込んでしまったりもします。

場の空気を読むのは
必ずしも悪いことではないですが、
「ここぞ」という場面では
自分を適切に主張するということも
大切なことなのです。

「行動の源泉が自分にあること」
というタイトルをつけたのは
そのような意味合いにおいてです。

自分自身にパワーを取り戻し、
生きがいを創造していくためには
自主性が不可欠であると感じています。

しかし「生きがいの創造」だとか
「ポジティブ心理学」だと言ったところで、
実際にいま無気力でいる人には、
その前向きな感じがしんどいでしょうね。

 心が伸びきったゴムのようになっていて、
「もうこれ以上がんばれないや」
と悲鳴を上げているかもしれない。

なにもかもめんどう、
起き上がることも億劫、
みたいな状態の時には

ただ休息することが先決です。

がんばり屋さんは、
自分が伸びきったゴムになっていて
心の弾力を失っていることに気がつけない。

無気力な自分をさらにダメだ、怠惰だ、
と責めてしまったりするのです。

そんな状態の人に必要なのは、
休息と、心の声を聴くこと。

あなたはダメじゃないし
気を張ってきたからこそ疲れているのです。

そんなふうにいたわって、
自分自身をゆるしてあげてほしいです。

生きがいについて考えるのは、
十分に休んで気力が戻ってきてからでも
遅くはないのだから。

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