身近な人とのすれ違いを回避する2つの大切なこと
誰かとの間にすれ違いが起きる時、先に誤解が生じています。
特に家族や恋人など、相手のことをよく知っている相手ほど誤解は生じやすいものです。
それは長い時間を共有してきた相手に対して、自分の推測を過信してしまうからなんです。
「きっとこうすると喜んでくれるはず」
「こんなことをしたらどうせ怒られる」
そんな推測から行動すると、どうしたって間違えることがあります。
人の好みも考え方も日々変化しています。でも、「過去に喜んでもらえらから」とか「過去に怒られたから」という情報から、「今もきっとそうだろう」と思ってしまうものです。
身近で色々な経験を共にしてきた人ほど、期待を込めて話さなくても分かってほしいし、話さなくてもちゃんと分かっていると思いたくなっちゃいます。
でも身近な人こそ、まずは話をちゃんと聞くことを大切にしてみてください。
いまどうしてほしいのか、いまどんな気持ちなのか、いまどう感じたのか、先入観なく聞くことです。
コツとしては、途中でジャッジもアドバイスもしないことです。
的確なアドバイスをするよりも、常識を伝えるよりも、最初から最後まで話を聞くことの方が何百倍も大切です。
それに話している本人も全部話し終わると、自分で答えを見つけられることもよくあります。
一度は経験ないですか?恋愛相談を友達にして、話し終わった時に「…もう別れよう」と決意が固まった時ないですか?私はありますよ。
そんな感じで、全部話せると人は自ら答えに辿り着けます。慣れるまでは大変かもしれませんが、話しを聞くときは途中でジャッジもアドバイスもせず最後まで聞くようにしてみるといいと思います。
逆に誰かに話を聞いてもらいたい時や、気持ちを伝えたい時はなるべく本音を伝えるようにしてみてください。
本音はすごく単純で分かりやすい言葉です。「寂しい」とか「悲しい」とか「なんか嫌」とか「嬉しい」とか「気持ちがいい」とか、小さな子でも理解できる言葉です。
気持ちを伝えようとした時、分かってもらいたくて納得してほしくて「こうするのが普通だから…」とか「常識的に考えて…」というように、説得力を持たせようとします。
でも、説得力を持たせようとした言葉は本音が乗りにくいんです。結局のところどうしてほしいのかや、どう思っているのかが相手に伝わりにくくなります。
相手に分かってほしい時、気持ちを伝えたい時は、3歳の女の子になった気分で本音を伝えてみてください。
本音はちゃんと相手の心に届きます。本音が伝わると誤解は起きず、すれ違いも回避できます。
慣れるまではちょっと時間がかかりまもしれませんが、ぜひやってみてください。
私は家族の話を最後まで聞くことと、本音を話せるようになるまで数年かかりました。今でも話の途中で「こうした方がいいんじゃない?」とアドバイスしちゃう時もあります。本音を言えずに文句だけ言っちゃう時もあります。
ただ心に余裕のある時だけでも、ちゃんと話を聞いてちゃんと本音で話せると家族と一緒にいる時の雰囲気がすごく良くなるんですよね。一緒にいる時の安心感が桁違いに良くなります。
身近な人とのコミュニケーションは適当になりやすいですが、意識して大事にしたいなって思っています。
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