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人間関係で大事なのはこころの距離感

人間関係がつらくなる時や大変だなぁって感じる時に、相性が悪いからかなとか、コミュニケーション不足かなと思うのが普通だと思います。

でも、それだけじゃ説明できないことって多くあります。

唐突に例を出そうと思うのでイメージしてみてください。例えば、とても仲が良い友達だった男女がいたとします。周りの友人の後押しもあって恋人になったけれど、なんだかうまく行かずに別れてしまうってこと、あります。ドラマや漫画でよく見るパターンですが、現実世界でもたまに聞きます。

恋人の場合だけではなく、家族間でも似たようなケースがあります。

実家にいた時は親と喧嘩ばかりだったのに、1人暮らしを始めてお盆とお正月だけ実家に帰省するようになったら親とイライラしないで話せるようになったなんてことをテレビで聞いたことがあります。

私自身も同じ経験があります。

会えばいらないアドバイスばかりする父と顔を合わせばお互いにムッとしていましたが、結婚してあまり実家に帰らなくなった方が笑顔で話せるようになっていました。ふいに父から送られてくる教訓的なメールはなんだかなと思ったけれど、まぁそれも笑って済ませられたりしました。

自分や相手は何も変わらなくても、会う頻度だったり、心配する度合いだったりが変われば仲良く過ごせたりします。

私はこれを『こころの距離感』が快適になったと言っています。

『こころの距離感』って負担に感じない会う頻度、プレッシャーにならない心配する度合い、疲れない連絡を取り合う回数なんかが含まれます。

恋人や夫婦ならスキンシップの頻度や愛情表現の度合いなんかも入ってきます。

『こころの距離感』って人によって全然違います。兄弟それぞれに対して親との心地良い距離感も違うし、カップルや夫婦や友人の数だけ違ってきます。

そして一人ずつに心地良い相手との『こころの距離感』が必ずあるものです。

親子であれ、兄弟姉妹であれ、友人や会社の同僚であれ、何が適切なのか、何が快適なのかは試行錯誤していくしかありません。

そうは言っても、うまくお互いに心地良い『こころの距離感』が調整できない場合ってあります。


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