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娘の問題を心理カウンセリングで紐解いたら私がどうすればいいかが分かった

心理カウンセリングの手法を心理カウンセラーのわたしが実際にやってみて全公開していくシリーズです。

前置き 心理カウンセリングの手法を全部やってみることにした
第1弾 心理カウンセリングでセルフイメージを深掘りしたらプリンセスになりたいことに気付いた

目の前の出来事に対して「これは問題だ!」と感じた時、実は昔傷ついた気持ちを分かってほしいというサインだったり、偏った考え方が今の自分に合っていないことを知らせるサインだったりします。

例えば、子どもが不登校になった時に「問題が起きた!」と感じた場合、親が子どもの頃に無理して行きたくなかった学校に行った自分を褒めてほしいかったり、行きたくない気持ちを認めてくれなかった悲しかった気持ちが成仏されずにずっと抱えていたりします。

また、学校にいかないと不幸になるとか、正当な理由がないと休んではいけないという偏った考え方を無意識に持っていたりします。

つまり、目の前の問題を作り出すのは、自分の心ということです。


今回は目の前の問題を作り出している自分の心に気付く心理カウンセリングの手法を、実際に心理カウンセラーのわたしがやってみます。


目の前の問題は何が作り出しているか知っていこう


1.いま、あなたが抱えている問題はなんですか?

娘が友達に嫌なことを言われたことです。具体的に何を言われたのかは分かりませんが、娘は傷ついたようです。嫌なことを言われたのは半年くらい前に数回です。いまは特に言われていないようです。ただ、また言われてしまって娘が傷ついてしまう気がしています。


2.あなたにとってどこに問題点を感じますか?

娘が傷ついていることを友達が理解していない気がするところです。ただの会話と思われていたら、同じ様に嫌なことを言ってくるかもしれません。


3.その問題が残っていると、あなたはどんな気分になりますか?

とても心配になります。


4.その問題が残っていると、あなたが他人にどんな人だと言われそうですか?

子どものことをちゃんと守れていない親だと思われそうです。親としての責任感が足りない人だと思われそうです。

5.あなたは過去に同じような気分になったことはありますか?また、どんなことを思い出しますか?

娘が赤ちゃんの頃はずっと肌荒れがひどくて、しょっちゅう皮膚科に通っていました。

薬を塗ってもまた痒くなって、夜中にかきむしってシーツに血がついていたことが何回もあります。

夜中に薬を塗り直せばかきむしることもなくなるのですが、疲れ切っていてそんな気力も体力もなくて何も出来ないことがありました。

その時に自分は親として娘を守れていない、ちゃんと親の責任を果たせていないと責めていました。

6.では「無責任な親になっていい」「ちゃんとした親にならなくていい」と言ってみてください。どんな気持ちになりますか?

「無責任な親になっていい」
「ちゃんとした親にならなくていい」

…正直に言えば、すごく楽です。笑

元々、私は抜けているところも多くて「ちゃんとしているようでちゃんとしていないよね」と上司に言われたこともあります。

どう頑張っても”ちゃんとした親”にはなれない気がします。

でも、夫はちゃんと出来る人です。

細かい所にも気が付くし、仕事もキッチリできるし、子どもに対しても””やらなきゃいけないこと”と”やった方がいいこと”と”やらなくてもいいこと”を明確に線引きできています。

…そうか。

もっと夫に頼ればいいんですね。

わたし一人じゃちゃんとした親になれないし、もしかしたら子どもに迷惑を掛けてしまうことやサポートが不十分だったり、過剰に手を出してしまうことがあるかもしれません。

でも、夫に相談して、2人で子どもに対してどうしていけばいいか考えていけばいいんだと思えました。



と、いうわけで、『目の前の問題は何が作り出しているか知っていこう』のワークをやってみました。

私にとって目の前の問題は、”娘が友達に嫌なことを言われたこと”でしたが、それを作り出していたのは”ちゃんとしている責任感がある親にならないといけない”という偏った考え方ということに気付けました。

そもそも、どんな時もちゃんとしていて全ての責任が取れる親なんていないですよね。

みんなで支え合った子育てしているのに、どうしても目の前で娘が悲しい顔をしていると「私がどうにかしないと!」と意気込んでしまうものですね。

これも娘が大好きだからなんだろうなと思います。

かわいい娘達



11月28日追記

心理カウンセリングをやってみてから2日が経ちました。わたしに変化があったので書いていきます。

① そもそも娘達のことで悩みがないことに気付いた

子どものことで悩んだら夫に頼って2人で解決していけばいい!ということに心理カウンセリングを受けてみて気付いたわたしですが、特に夫に相談したいことがありませんでした。

風邪を引いたら小児科を受診すればいいし、肌が荒れたら皮膚科を受診すればいいし、勉強のことは学校の先生と二者面談の時にでも相談すればいいしぁ…ってことで、夫の出る幕はありませんでした。(夫活躍できず!)

そして、わたし自身も特に責任感を持って考えなきゃいけないような悩みが全然ないことに改めて気付きました。


② 娘達が弱い人ではなくなった

娘達はまだまだ小さいし、1人で出来ないことも多いです。でも、決して弱い人ではないよなって思うようになりました。

自分の意思や気持ちをちゃんと伝えられるし、周りの大人に対して「これをしてほしい」「こうしてほしい」「それは嫌」と交渉もできます。

私が全部やってあげなきゃいけないほど、責任感を持って守ってあげなきゃいけないほど弱い人ではなかったのです。

親のわたしは娘達を見る時に、どうしても新生児や乳児だった頃の娘達を見ている時の感覚が残っています。常にアンテナを張り巡らせて危険を回避してあげていた名残りがあります。

娘達はちゃんと成長していたんですよね。これからは「私が守ってあげなきゃ!」と意気込まずに、力を抜いて娘達と向き合っていこうと思います。



ここからは、クライアント視点からの感想と心理カウンセラーとしての見解を書いていきます。

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