ボルドーの伝統菓子カヌレ誕生のきっかけはボルドーワイン
最近はすっかり定番の流行りスイーツとなったカヌレですが、日本ならではのアレンジカヌレが主流になっているようですね。
私がカヌレにハマったのは、フランスボルドーに旅行に行った時のこと。
ボルドーのサン・テミリオン(Saint-Émilion)という世界遺産にも登録されている、美しく小さな街を訪れた時、香ばしい甘〜い香りを漂わせているカヌレ屋さんがありました。
ボルドーのカヌレは焼き色が3段階に分かれていて、狐色の焼きが薄いタイプ、ややしっかり焼かれているタイプ、かなりしっかり香ばしいタイプがあったのです。
その当時、別にカヌレが好きってわけでもなかったのに、なぜかそれを見てとてもテンションが上がったのを覚えています♪
そこから私の中で、カヌレは一気に好きなお菓子になりました。
外側はしっかり焼いた黒くてカリッとしているのに、中はしっとりもっちりしたギャップがたまりません!
そんなカヌレの由来がワインと関係していると知ったのも、ボルドーのワイナリーを見学していた時のこと。
シャトー・ランシュ・バージュというボルドー格付け5級の、イギリス人に特に人気だったという有名シャトー。
ワインは樽の中で熟成するときに、澄んだワインにするために、あるものを入れるのが主流です。
それが卵白。
卵白を入れることによってタンニンと結びつき、澱となって沈澱します。
その作業を繰り返すことによってワインがクリアになっていくのです。
そこで大量に余ってくるのが卵黄。
これをどうにかできないか?ということで生まれたのがカヌレと言われています。
その話をワイナリーで聞いて、これまたウキウキワクワクしたものです。
現地で歴史を知り、本物に出会えたのは運命だな〜!と勝手に思っています。
日本では小ぶりなものやいろんな味が流行ってますが、やっぱり王道の大ぶりなプレーンが大好きです。
あーカヌレ食べたくなってきた(笑)
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