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『正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉ありのままに見る智慧―八正道 ①』チャンディマ・ガンゴダウィラ長老 新刊

あなたは「自分の見方が正しい」と思いますか?

たとえば、あなたは「りんごが赤い」と思っています。
でも、となりの人は「りんごは青い」と言っています。
あなたは自分の見方が正しいと思いますか?
となりの人の見方が正しいと思いますか?
それとも、どちらも正しいと思いますか?
間違っていると思いますか?
自分の見方が他人の見方と違うとき、どう感じますか?
正しい見方――正見――とは、どのようなものでしょうか?

この本では、正しい見方「正見」について学んでいきます。「正見」を理解するために、主に以下のポイントをお話いたします。

まず、「正見とは何か」についてお話します。正見とは、ものごとの本質や真理をあるがままに見ることです。この正見によって、苦しみから解放されることができるのです。

それから、「正見をさまたげるもの――〈見〉と〈邪見〉」について解説します。正見をさまたげるものとはどのようなものでしょうか?
それには偏見や先入観、主観などがあります。これは自分の経験や知識、感情、欲、希望、願望、好き嫌いなどによって、ものごとを判断したり決めつけたりすることです。この「見」や「邪見」があることで、ものごとの本質や真理が見えなくなり、誤った見方をしてしまうのです。

最後に、「正見を育てる方法」についてお話いたします。
実際に実践することにより、偏見や先入観、主観(邪見)が少しずつ取り除かれ、ものごとの本質や真理を見抜けるようになっていくでしょう。

それでは、一緒に学んでいきましょう。

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
『正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉―八正道 ① 』
「はじめに:りんごは赤い?」より

『正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉―八正道 ① ありのままに見る智慧』
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老


生きとし生けるものが幸せでありますように

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