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余は如何にしてジロリアンとなりし乎~大学のソウルフード!55 慶應義塾大学(三田)編その壱

書くのを避けていた大学


皆さんこんばんは。
「大学のソウルフード!」という記事を書き続けていて、ずっと書くのを避けていた場所があります。

そう、慶應の三田キャンパスです。

何度も言っていますし、今更隠すことでもないのですが、私が通っていたキャンパスです。

「自分の母校なら、いくらでも書けるのでは?」

そう思われる方も多いでしょう。

違うのです。

母校だからこそ、怖くて書けないのです。

中途半端なことを書いてしまうのが怖い。

しかし、東京都内の大学ソウルフードを色々書いてきて、残りのキャンパスがかなり少なくなってきてしまい、とうとう逃げられなくなってしまいました。

ここはもう、腹を括るしかありません。


……正直なところ、あまりレパートリーがないのです(笑)。

なので、特別編集で、一つひとつを深く書いていこうと思います。

今回は、もうお分かりですよね。


ラーメン二郎、三田本店です!!


数多のマニアがいるお店。
私がわざわざ紹介するまでもないでしょう。

というわけで、「私がいかにして二郎を食べるようになっていったのか」
その経緯を書こうと思います。

ラーメン二郎前夜

時は今から23年前。
21世紀になったばかりの津田沼です。
当時、大学生になりたての私はアルバイトで毎週津田沼に通っていました。
お昼でよく行っていたところに、「元氣一杯 活力ラーメン ダイエー津田沼店」というお店がありました。

今は閉店してしまっていますが、こちらの裏メニューで「超激」というものがあり、要は超激辛ラーメンだったのですが、誰も食べきることができないと言われていたこのメニューに挑み、食べきることができたのです。

こうなるともう、怖いものはありません(笑)。

大学の先輩たちから、三田キャンパスの近くには「ラーメン二郎」という凄まじいラーメン店があるという話を聞き、正直侮っていました。
「特に難なく食い切れるだろう」、と。

1年生の終わりの頃、授業のテスト勉強をしに三田キャンパスの中にある図書館で勉強をしていたところ、「お昼だし、皆が行く二郎とやらに行ってみるか」と思い立ち、実行しました。



そして、を頼みました。









…力尽きました(笑)。



冷静に考えれば当たり前なのですが、
とりあえず麺の上に盛られたヤサイを食べているうちに、麺が伸びてくるので、いつまで経っても麺の量が減らないのです。

こ、こんなバカな!!

目の前が暗くなってくるのがわかりました。

1月なのに、汗も出てくる。変な汗が。

しまいには目からも汗が出てくるような気がしつつ、何とか完食したものの、
力尽きて身動きがとれず、三田キャンパスのベンチでしばしぐったりしていました。

そして翌日は政治学科生の鬼門とも呼ばれる科目、「経済原論Ⅰ」の試験日でした。

もう駄目か…。

しかし、どういうわけか何とか単位をゲットしていました(笑)。

なかなかハードな経験をしたので、2年生の間は学園祭の時以外は三田に行かないようにしました(関係ないけどね笑)。

そしてジロリアンへ

大学3年生になり、三田に進みました。
3年生からは、ゼミが始まります。
私はマスコミ論のゼミを選んだのですが、ゼミの同期に体育会所属の学生が何人かいました。
そのうちの一人が二郎によく通っているというのです。
彼が言ったことが、私の運命を変えました。

「ヤサイから食べると麺が伸びるから、ヤサイは避けて下から麺を掬いだして食べるんだ」

…そっか!!

「そして、迷ったらヤサイニンニクカラメと言えばいい」

言われたとおりにやってみました。


食べられる!!

旨い!!

前回は全く旨いと思わなかったのに…。


これが二郎の魔力か、と思い知らされた瞬間でした。

そして、サークルの部室に顔を出したら、鍋を持って二郎に行き、鍋に二郎を入れてもらって皆でシェアする。

ゼミのある日は、ゼミのみんなで二郎に並んで食べる。

そのルーティンを繰り返していたら、食後の授業の記憶を失っていることに気づきました。

大学生の皆さん、ちゃんと勉強もしましょうね(笑)。

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