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出版に関わること。

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編集者としての仕事に関わることや、担当した本についての紹介などの記事をまとめています。
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2023年8月の記事一覧

ビル倒しと環境問題?

ビル倒しと環境問題?

京都で働き始める前回の「大学での学びと環境問題」の続きです。

大学生活も終わりに近づき、就職活動の時期になりました。
志望業界は、新聞社と出版社でした。
そうして多くの版元にエントリーしましたが、その中で学術出版社のミネルヴァ書房が採用をするということを知りました。

大学の先生方の本を作るというのも、深く考えることができてよさそうだと思って申し込みをしたところ、まさかの内定をいただきました。

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コネも実力のうち、という話

コネも実力のうち、という話

知人を頼る
こんばんは。
今日書くのは、「ビル倒しと環境問題?」の続きです。

京都で仕事を始めた私ですが、
頼れるものは何でも頼ろうと決めました。
若くて、知識もない。
でも、学生時代にネットワークを培っておいたので、
それは何かに生きるはず。
というか、生かそう。

社会人3年目くらいまで、学生時代の後輩の中には
まだ大学に通っている人も一定数いました。
そこで、自分の出身大学に加え、他大学の

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学術出版と「らんまん」

学術出版と「らんまん」

万太郎のミス前回の記事「コネも実力のうち、という話」の続きですが、少し違う話から。

毎日目が離せない朝ドラ「らんまん」。
先週はさながら教授の田邊が主役のような週でした。

強力な後ろ盾だった森有礼の死から、
妻の支えで何とか立ち直って研究に打ち込むも、
非職(休職命令のようなもので、のちに正式に免官になっています)。
教室は徳永が引き継ぎ、
新たに自分の時間を生きようと思ったら…。

田邊教授

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図書館が書店の売り上げを食っている?

図書館が書店の売り上げを食っている?

こんばんは。
企画書を作成していたら、思考がフリーズしてきたので
気分転換にnoteの記事を書いています。

我が家には現在、小さい子どもが3人います。
そのため、寝かしつけた後仕事をしようと頑張ってみるのですが、
その後の脳みそは、ある部分は動くのですが、ある部分はフリーズしてしまう(同じ「書く」にしても記事は書けるけど、企画書は書けなくなってしまう…面倒な頭だ)。
結局諦めて翌朝起きてやってみ

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