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読書は仕事の役に立つのかな

僕は同世代の子供がまったくいない超ど田舎で育ちました。

海外で仕事してる父と、家事に追われる母の代わりに、遊び相手はおじいちゃんとおばあちゃん。

おじいちゃんは小学校の校長先生をしてた人で、2歳くらいの僕に読書を教えてくれました。

遊び相手がいなかったので、家にあった文学全集を、訳もわからずに読んでいたそうです(自分では記憶がない)

おかげで、本が大好きになり、幼稚園の頃には少年漫画や怪人二十面相などにハマり、小学生になると星新一が好きになり、高学年になると、文庫でエラリークインやアガサクリスティなどのミステリーを読みまくり、中学生になったらロバートAハインラインとかカートボネガットJrとかのSFを読みまくり、高校生になってからレイモンドチャンドラーやダシールハメットやロバートBパーカーなどのハードボイルトに夢中になり、大学時代には授業に出るよりも図書館にいることが多くロシア文学全集を端から読んだり(登場人物の名前が覚えられなくて挫折しましたが)、そのころ村上春樹がデビューしてハマり、その影響でスコットフィッツジェラルドやレイモンドカーバーを読み漁り、社会人になってからも、様々な本を読んできました。
仕事で行き詰まったときに手にしたマーケティングの本が面白くて、ビジネス書も相当量読んでます。
いまも月に50冊くらいは買ってる←ここポイント(読んでるわけではない)

というわけで、僕は知識が豊富なんですよ。すごいでしょ。

と言いたいわけではありません。
(いまの僕を見ればぜんぜんすごくないことはわかると思いますが)

正直言って、読んだ本の内容なんて、ほとんど覚えてないし、昔読んだミステリーをまた買って、読み終わる頃に「あ、これ読んだことあるわ」と気づいたことも二度や三度ではないですし。

では、なぜ、僕は本を読むのか?

それは、自分とは違う人たちの生活や考え方を知ることができるから。

つまり、好奇心ですね。

たくさん本を読んで、学者になる人や、小説家になる人や、本屋さんになる人もいるでしょうが、僕は、単に、好奇心を満たしてるだけ

ただ、この経験が、いまの仕事に役立ってるのは事実です。

世の中にはいろんな人がいて、多様な価値観があるということを知っていることで、ひとつの考え方や方法論に固執せずにすんでる。

よく、本ばかり読むと頭でっかちになるという人がいますが、僕はむしろ逆だと思う。

幅広い業種のお客さんにアイデアを提供することができてるのもそのおかげ。

変な言い方かもしれませんが、たくさん本を読んで得た知識を仕事に役立ててるのではなく、たくさんの考え方があることを知った上で、先入観なく、まっさらな状態(無知)でいられるというのが読書の効用かも。

あとは、雑多な知識の断片が(ぐちゃぐちゃの)データベースのようになっていて、それらを結び付けてアイデアを考えることにも役に立ってます。

本の読み方なんて、人それぞれだと思うし、僕の読書の仕方が正解だなんてこれっぽっちも思わないけど(むしろ邪道でしょう)、こういう本の読み方や役立て方があるんだと知ってもらうのもいいかなと書いてみました。

あと、高校生になってからは映画もめちゃくちゃ観てます。

どんだけ、他人に興味があるんだって話ですが、最近は、いろんな人生や考え方を「鏡」として、本質的な自分を知りたいという欲求が強いのかもしれないと考えるようになりました。

なにか考えるきっかけになったら嬉しいです。

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