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生きていく力を得るチャンスを奪ってない?

こんばんは!
天職実現アドバイザーの吉枝瞳です。

突然ですが、
海辺でお腹を空かせている子供がいました。
何か食べさせてあげたい。
あなたなら、どうしますか?
 
魚を捕まえて、食べさせてあげる。
という方が多いかもしれません。
 
でもこのやり方だと、
またお腹が空いた時、
その子供はまた誰かに魚を獲ってもらわないといけません。
ずっと誰かを頼っていかないといけません。
 
他にはどんなやり方があるでしょうか?
魚の獲り方を教えるという方法があります。
 
これなら、
最初はうまくできないかもしれませんが、
すぐに魚の獲り方を身に着けて、
他の誰かを頼らずに、
お腹が空いたら自分で魚を獲って生きていけます。
 
これと同じことが
子育てでも起きています。
 
子供のことをやってあげるのは
親の役目と思って、
せっせせっせとお世話を焼く。
良かれと思って、何でもやってあげる。
 
私もそうでした。
ご飯を食べさせる。
洋服を着せる。
保育園や学校の準備。
 
家のお手伝いより
勉強を優先するのはよいことと思っていました。
 
夏休みなど、
子供の宿題を手伝うを通り越して、
私がやっていたこともありました。
 
忙しい忙しい、大変大変と言いながら、
これが私の役目だと思い、
自分の存在意義と勘違いしていました。
 
子供のためにはなっていなくて、
私のためでした。
 
これらの結果、
魚を獲ってもらうことが当たり前になり、
子供は自分で何もできなくなります。
 
食べ物をこぼしたって、
洋服の組み合わせが変でも、
忘れ物したって、
大した問題ではないです。
 
忘れ物して困ったら、
誰かに貸してもらうように頼む、
無くてもやる方法を考える、
など、生きていく力を身に着けるチャンス。
 
私はこういうチャンスを
全て奪っていたのです。
 
良かれと思って、
毎回、
魚を獲って渡していました。
 
何年もかかったけど、
ようやくこれに気付きました。
 
今は、
魚の獲り方を教え、
うまくできなくても
信じて見守っています。

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