信じて見守ることの恐るべき効果

こんばんは!
天職実現アドバイザーの吉枝瞳です。

これまで、
同級生には2年遅れで大学受験生となった
次男のことを何度か書いています。
 
次男が、
高校卒業から約8か月経った昨年5月に、
大学受験したいと言い出しました。
 
本人が自分で考えて、
自分で挑戦を決めたこと、
心から応援したいと思いました。
 
それから10か月、
今までの私なら、
あれもこれもと気になり、
間違いなく口出ししていたと
思います。
 
が、信じて見守る母となった私は、
自分で自分の変化に驚くほど、
良い意味で、本人任せの10か月を過してきました。
 
そして、今年1月末から、
8大学10学部の入試を受けました。
 
その結果が今日出揃い、
第一志望含めて、
全10学部に合格することができました。
 
前を向いて、目標に向かって頑張っているだけで、
涙が出るほど嬉しかったのです。
もちろん、結果がついてくれば言うことないけど、
そこはあまり考えないようにしていました。
 
頑張っている姿を見て、
ちょっと欲が出てきてしまっていたのは事実ですが。
 
今回の結果を受けて、
信頼されることは、頑張る力に繋がること、
目標を持つことで、その頑張る力が持続できることを、
身を持って学びました。
 
「信じて見守る」
言うのは簡単ですが、
できるようになるまで、
本当に長い時間がかかりました。
 
信頼と心配は足して100%、
私は、99.9%、心配ばかりしていたと思います。
心配されていることは、信頼されていないことであり、
それは本人にももちろん伝わります。
 
そして、それは、
自分で考え行動する力を削ぎ、
依存心ばかりを増幅させます。
 
その依存心に答えることが、
母親の役目だと、
私は長い間誤解していました。
 
今、それをはっきり修正できて、
信じて見守る力の効果を再認識できました。
 
この経験は、
天職実現アドバイザーとしての私も進化させてくれました。
1人でも多くの方が、
天職を実現できるように、
信じて見守る力を存分に発揮いたします。
 
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11月の投稿はこちら↓
 
久しぶりに、次男の話です。
 
もうすぐ20歳になりますが、
ちょっと訳あって、
今、大学受験生です。
 
少し前に、
「信頼と心配は足して100%」
という言葉を聞いた時、ドキッとしました。
 
数年前までの私は、
次男に対して、心配99.9%でした。
 
心配で心配で、
色々口出しするだけではなく、
次男が自分で考える前に、
何でも先回りして、私がやっていました。
 
次男が自分で考えて行動する機会を、
私が全て奪ってました。
 
もちろん、よかれと思ってのことです。
が、今思えば、
次男を信頼できていなかったのだと思います。
 
私の経験だけに基づく、
狭い範囲の中で、
次男の将来を決めつけて、
そのレールに乗って走ることを
押し付けようとしていました。
 
もちろん、
私の思うようにいく訳もなく、
イライラと不安とストレスと心配とで、
私が押しつぶされそうになっていました。
 
次男にも良い事はなく、
LOSE-LOSEの最悪の状態でした。
 
たくさんたくさん悩んで考えて、
色々な方のアドバイスも参考にして、
この2年間くらいで、
少しづつ少しづつ、
私は信じて見守る母に進化しました。
 
過保護だったり過干渉だったりしてしまったけれど、
私が次男を想い、
たくさんの愛情をこめて育ててきたことは
揺るがない事実です。
 
それは絶対伝わっていると信じて、
次男のタイミングで、
一歩踏み出す時が来ると信じて待ちました。
 
命に関わること以外、
気にすることも、口出しすることも止めました。
 
私が気にしても、口出ししても、
本人がその気にならなければ、
状況は変わらないと学びました。
 
逆に、本人がその気になれば、
私が言わなくてもやるのです。
 
自分の子供であっても、
別の人格を持った別の人間です。
 
私がどうこうしようとするのが
おこがましいのです。
 
ここまで来るのに、
長い年月がかかりましたが、
ようやくここまで来ました。
 
半年遅れて高校を卒業した後、
進路が決まらず、
家にいる日々が続きました。
 
時間だけはあったので、
色々と考えたようです。
 
バイトを始めてみましたが、
合わなかったのか、
1か月で辞めました。
 
でも行動を起こしたこと、
とても嬉しかったのを覚えています。
 
それから数か月後、
「今の生活は、楽(ラク)だけど、楽しくない」
「お母さんは何も言わないけど、俺の事、心配じゃないの?」と。
 
「愛情いっぱいで育てたから、大丈夫だって信じてる!」
と能天気な母に、
自分でどうにかしないと!と
思ったのかもしれません。
 
それから間もなく、
「世界史の教科書どこだっけ?」と聞かれ、
何するんだろ?と思った少し後、
大学を受験したいと言い出しました。
 
もちろん、
私は応援するのみ、
フルサポートです。
 
それまでなら私が全てやっていた、
塾探しや、個別相談なども、
次男が自分でやりました。
私は、契約と支払いに行っただけです。
 
相談されればもちろん一緒に考えますが、
基本はお任せで、私は口出ししません。
 
この間、塾で面談がありました。
親は行っても行かなくても良いとのこと。
 
「どうする?」と聞いたら、
「お母さんは、受験に対して意識が低いから、一緒に来て」と言われ、
笑ってしまいました。
 
これまで、
学校の事、受験の事、
なんでも本人以上にわかっていて、
全てのスケジュールも把握していた私。
 
それが、
いつの間にか、立場が逆転していました。
信じて見守ることが
ようやく板についてきた感じです。
 
これからも、
能天気な母を続けます。
応援団長として、
笑顔で、信じて見守ります。

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