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自分の国の経済をブチ壊すことでしか闘い続けられなくなったバイデン

最近アメリカのジョー・バイデン大統領が迷走している。そして超大国アメリカの迷走は、私達の生活に大きく影響する。今日はウクライナ・北朝鮮・経済について考える。

北朝鮮が現実の恐怖に変わった

最近の金正恩のミサイル威嚇はいかにも不気味だ。
後ろ盾の中国が共産党大会を終えたから、核実験をしても習近平(中国国家主席)のメンツをつぶさなくて済む。
ウクライナの戦争ではサイバー空間や兵器の供与で制裁を増やされることはない。
さらに言えば朝鮮半島情勢にアッメリカをくぎ付けにすれば、プーチンをより喜ばせることができる。
現実の北とロシアの利害はほぼ完全に一致している。

北朝鮮の狙いは主に2つだ。
1つは実験をすることで兵器の精度を上げること。
もう1つは求愛を恫喝で示すこと。
つまり「米帝(アメリカ)が我々(北)に課している違法な制裁を解除させるために一発核実験噛ましたるわ!怖いだろ!じゃあ我々の言うこと聞こうや。」ということ。

日本でも防衛費増額派のメディアは黒ぶちのビック記事でミサイル通過を報じたけど、これは金正恩の思うつぼなのである。
あっさり流して、そんなことしても絶対話は聞かないよ?という姿勢を示すことが大切だ。
その上でできる限りの制裁を課し、中国やロシアにこれ以上アイツの見方をしてもあなたたちの為にならないよ。
と伝えていくべきだ。

しかし実際にはそうはなっていない。
今のアメリカと韓国は現実に「もしも」が起きることを想定し、自衛隊を含めた日本海での訓練(という名の監視体制)を行っている。

ヨーロッパで大きな戦争が起きている今、アジアで次の火の粉が上がれば、これはまさに第三次世界大戦であり、従って日本も最前線になる。
私たちが考えているより、それは迫っている。

そのことを強く印象付けたのは、日本の安全保障の事務方トップ、秋葉国家安全保障局長がミサイル通過の当日にモンゴルにいたことだ。
モンゴルは北朝鮮と良好な関係を保っている上、日本の外務省も太いパイプを持っている。(秋葉氏は外務省出身である)

私の予想では北朝鮮の高官との接触を試みたのではないかと思う。
防衛費増額派のヤバイヤバイにダマされず、秋葉氏を中心に現実的な外交をしてほしいと思うが、キシダの聞く力は大きい声しか聞こえないようなので、少し不安ではある。

イラン核合意がガタガタ

最近イランで反政府デモが多発している。
発端は女の子のヘジャブ着用義務に違反したとして捕まったお姉ちゃんが不審なしを遂げたことだった。
イランでは異例といっていい程の規模のデモが起き、死者も出ている。
既に1か月以上経つが全然収まりそうにない。
この件ではアメリカのバイデン大統領がイランのデモ派に全面的な支持を示したほか、イーロンマスクが電波を提供するなど、アメリカが強く肩入れしている。
少し前までのバイデンはイランとの核合意をむすぶことで石油を放出させて、石油価格を下げてロシアをやっつけようとしていた。

しかし今回のデモで吹っ飛んでしまったと言っていいと思う。
イランの政府からすれば、これ程メンツをつぶされる「有害」な活動はほかにないからだ。
まあ、この核合意に断固反対のイスラエル・サウジアラビア・ロシアは大喜び、というよりこの人達が糸を引いているのは間違いないんだけどね。
バイデンのやることはチグハグ。

もうアメリカの経済を潰すしかなくなった。

結局、石油価格を下げているのは「アメリカの経済の失速」という悲しいことになっている。
FBI(中央銀行)の利上げが続いていることで、アメリカの経済は今後も失速が続く。
ドルが利上げしているから有利なドルを買って円を売る⇒円安が進む⇒インフレ という話は、思っているよりは早く終わるかもしれない。

アメリカ経済が下降すれば、安定資産の円が買われてドルが売られていくからだ。
もしかすると来年のこの時期には、円高でみんな苦しいと言っているかもしれない。
今の国際情勢はすぐに落ち着くものではないからね。
すると円安はコワイコワイでキャピタルフライトして、ドルに資産をかえて逃げ切ったつもりの人が、気付いたら円高で大損コイて大チョンボなんてことも起こるだろう。
やっぱり大切なことは先を読むことだし、すでに起こり始めた現象にあたふたしていると大チョンボするということだ。

センセーショナルな報道にダマされるナ!

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