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ドイツ留学記録#4 はじめてのBezahlen。

完璧な留学生活なんて存在しない。

今朝はひどい雨だった。これから2週間雨が続くと聞いて軽く絶望しながら、7時に起床する。ルームメイトは誰も起きていなかった。
僕は早々に着替え、いざスーパーへ。近所にあってよかった。歩いて3分もかからないので、本当に助かる。

初めての支払い。ユーロで僕は買い物をする。ソーセージ、パン、バナナ、ざくろのジュース、りんごジャム、スープ缶。それなりのものをそれなりの値段で。ひとまずこれで3日は持つだろう。…持つのか????

はじめてのドイツのお買い物。なんとカップラーメンがあったので明日食べてみる。

ちなみに、今朝は余っていた卵を二つ使って卵焼きを食べた。もちろん初めての目玉焼きはこの世のものとは思えないぐちゃぐちゃの出来栄えだった。そりゃあもう、10000スタックたまったベイガーのRをモロに喰らったADCくらいぐちゃぐちゃだ。100点満点なら22点くらいだろう。自炊スキルも鍛えねばならない。

食事をしているタイミングでアルヴァロが帰宅。どうやら僕と入れ違いでスーパーへ行っていたらしく、1週間分の食料を背負っていた。彼はどうやらメタル・ロックが好きなようで、ほとんど1日中音楽を部屋でかけている。以外にも我が家は防音がしっかりしているため、音は漏れていないのでご安心を。

さて、そんなアルヴァロ曰く、昨晩近所で強盗があったらしい…ごごごごごごご強盗!?!??!??!?!?何、そのくそ怖い情報!?!?!? アルヴァロが歩いていた未知の近くで、窓ガラスの割られた家があったそうだ。恐ろしすぎる…。

僕は昨日、優しいおばさんや近所の人に道案内をしてもらうなどして助けてもらったが、日本ほど治安が良いわけではないらしい。気を抜いてはいけない。注意して過ごさねばと痛感した朝だった。

いよいよ大学へ…

昼食を簡単にとり、いざブレーメン大学へ。トロイムもすっかり慣れて、ドイツでの暮らしにほんの少しだけ慣れを感じ始めている。

大学の自主学習センターで学生登録をし、土曜日のツアーに参加するかどうかの申請などを済ませた後、僕は図書館へ向かった。ここの図書館、僕が今までに訪れた大学図書館や公立図書館のどこよりも広い。蔵書も英語、フランス語、ドイツ語と様々な言語にわたっておかれており、日本のグローバル化の遅れを感じさせられた。

なお、しっかり僕は自分の卒業論文に使えそうな文献を発見し、歓迎会のある午後6時まで3時間ほど、そこで暇をつぶしていた。その後一時的に近くのカフェに行って固焼きパンを食べたり、コーヒーを飲んだりもした。

陽気すぎる爺エックハルトと日本人たち

歓迎会と聞いて、少しだけ豪華なものを想像していたが、実際には会議室のような部屋に雑多に集まってシャンパンとパンを片手に雑談をするような形だった。面白かったのは、最初にイントロダクションを話していた先生方だった。

ある女性講師が「今日はおこし下さりありがとう。ただ、天気がこれほど悪いのは残念ですね…」といったところ、やおら一人の爺が立ち上がった。身長は僕より低く、鼻の高い白髪の男性だ。

「いいえ皆さん、これがブレーメンの晴れです」
「そんなことないですからね」(笑い)
「そうそう、晴れた日はもっとひどいから。特に嫁さんの機嫌がね」(さらに笑い)

この爺こそ、我がB2クラスの担任、エックハルトである。フランクフルト出身で生粋のドイツ人である彼は、どうやらジョーク好きのようで、一言話すたびに必ずジョークを挟んでくる。しかし話しかけてみれば、非常に丁寧に話をしてくれるし、わかりやすい。僕が望んでいた先生そのものだ。

そのほかにも驚いたのは、今回のサマーセッションにもっとも多く参加しているのは日本人だということだ。「日本人がマイノリティの地域で生活することでグローバルな視点を育てる」なんて書いていた大学側からすれば面目丸つぶれなのだが、まあいいだろう。

しかし驚いたのは、僕がかなり流ちょうに英語を喋れる人間であるということだ。ほかの日本人は多くが恥ずかしがったり、あるいは言葉がつっかえてしまってなかなかコミュニケーションをとるのに苦労していた。僕はというと酒に身を任せて片っ端から話しかけていった。個人的に、アルゼンチンから来た女の子がドドドドドドドドドドタイプだった。彼女はB1クラスらしいが、なんとかして連絡先を交換したりしたい。くそかわいい。はあ…。

明日は朝の9時から授業がある。もちろん、遅刻するわけにはいかないので今日はそろそろ眠ることにしよう。それではまた明日!!!!

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