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部下・後輩を持ったら知っておきたい!人を伸ばす正しい叱り方

新年度がはじまり1ヶ月が経ちました。
この時期、リーダーはチームの業績向上が求められるだけに、時に部下を叱るという指導も重要になってきます。

とはいえ、ハラスメント防止や心理的安全性の観点から上手く叱れないケースも少なくありません。
 
今回から部下の叱り方についてよくある悩みを解決する方法をお伝えしていきます。
 

◆「叱る」と「怒る」の違いは?


 
多くの人が「叱る」と相手を傷つけてしまい自分も嫌な思いをすると考えています。
それは「叱る」ことを、相手を責めて自分の感情をはらすことだと勘違いしているからです。
しかし、これは「叱る」ではなく「怒る」です。
 
相手を否定し自分の怒りをぶつける「怒る」は、人間関係を壊すだけで何も生み出しません。
これに対し「叱る」は相手に「こうなって欲しい!本来の姿に戻って欲しい」と伝えることです。
 

◆チームを山登りに例えると


拙著『部下が変わる本当の叱り方』明日香出版社より作成

 
部下や後輩と山登りをしているところを想像してみてください。
まだ慣れていない新人がいれば遅れ始めます。
そのとき「大丈夫か」と声を掛けるのではないでしょうか。
 
「ちょっときついです」と返事があればペースダウンし元気になれば元のペースに戻します。
決して脱落させないはずです。脱落すれば命が危ないからです。
 
一方一人でどんどん進んでしまうこともあります。
もし間違った道に進もうとしたとき「そっちは危ないよ!」と注意して正しい道に戻してあげるのではないでしょうか。
山登りがはじめての部下、迷ってしまう部下、様々な部下がいます。
 

◆部下を応援する姿勢が大切


 
チームで山頂に辿り着くためには、リーダーのあなたが「勇気付け」「危険への注意」「正しい道への指導」が必要です。
これが仕事での「叱る」ことです。
 
山頂はチームのゴール(目的目標)、山頂までの道のりは、チームが大切にする価値観やありたい姿です。
 
チームのゴールを達成するまでの道のりで、リーダーは部下が相応しい行動をしていれば「できているね」と褒めてあげればいいし、そうでなければ「できていないよ!こっちへ戻っておいで」と叱ってあげればいいだけです。
 
部下や後輩がそのリーダーの想いを理解したとき「私は応援されているんだと」と勇気が湧き前に進むことができるのです。
 

◆今回の質問

 
【叱られた部下はどんな気持ちになっていますか?】
 
とはいえ、素直に部下を応援できないこともあります。
次回からよくある叱り方のお悩みに答えていきます。
 
『できない後輩を見ると、どうしてもイライラしてしまいます』
あなたならどうしますか?
 

お楽しみ!
 
著書の紹介です。
「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社

 
誰も知らない令和時代の
『人を伸ばす叱り方と潰す叱り方』
基本スイッチ編

 
誰も知らない令和時代の人を伸ばす叱り方潰す叱り方
叱れば願いが叶う言葉スイッチ編 Kindle出版

 
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~新しいポジションで大切なこと~Kindle出版


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