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子育てはサッカーに通ずる

つむぎと櫂を連れて、街の遊び場へ。幸枝さんは差し迫った仕事があるので、近くのワーキングスペースに向かう。

つまり、フィールドに放たれたのは、体力満点フォワードのつむぎと動きが読めないジョーカー的存在の櫂、そしてそれに相対するディフェンダーのぼくだ。

試合開始。

つむぎと櫂は早速、それぞれが思う方向に遊びに向かっていく。2人仲良く同じ場所で遊ぶ、ということはほぼない。

こういう場合、第一にマークするのは、何をしでかすか分からないジョーカーの方だ。すぐに手を伸ばせる位置をキープしながらついて回る。

一方でフォワードのつむぎも放っておくわけには行かない。そっちはそっちで、体力に任せてチャレンジングな遊びをする場合もある。そのうえ、なかなかの寂しがり屋なので、「だでぃー」と呼ばれたときにはすぐさまレスポンスする必要が生じる。

ゆえにぼくは、櫂をぴったりマークしながら、つむぎを視野に入れる絶妙なポジショニングを取る必要がある。これは、強力なフォワードをマークしながらボールを保持しているミッドフィルダーを警戒するのと全く同じ動きだ。

「だでぃー、きてー!」

呼ばれた、櫂の状況を確認。危ない場面はなさそうだ。すぐにつむぎの方に体を寄せる。

「どうしたぁ?お、それやってるのね」

このときも、視野には櫂を捉えている。櫂は危ないものに近づいていないか、とても重要な問題だ。ぱぱぱっと周囲を観察し、空間把握能力を発揮する。

2人のオフェンスに対して、1人のディフェンス。常に最適なポジショニングとコーチングを行うことで、1時間半の試合時間を無失点で(怪我なく)終えることができた。

子ども2人をワンオペで見ることで、サッカーのオフザボールの動きが間違いなく磨かれるのだ。

なんてね。久しぶりにサッカーしたいなぁ。

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(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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