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ブロッコリー畑に黒すす病が大発生しているようなので対処法を調べてみることにした

まいった。こんなにも病気が蔓延するなんて。

今日はブロッコリーの収穫の日。月曜日に病気が多かったこともあり、気が重い。ぼくと幸枝さんと、バイトに来てくれているママ友との3人で畑に向かう。

畝の入り口のブロッコリーをぱっと見る。やっぱり病気が出ている。100mの畝、6条のブロッコリー、3人で歩いていく。ほとんどのブロッコリーが病気にかかっていた。結局収穫できたのは60個くらい。

あぁ、まいった。もうこのステージは捨てるしかないだろう。3ステージ目は肥料不足でイマイチで、4ステージ目は病気が多発してもっとひどい。定植した苗の2割くらいしか収穫できなかった感じだ。昨年の秋にほぼ収穫できたのは、作りやすい気候だったのかなぁ。

午前中は少し、いやかなり落ち込んだ。

昼休み、Tverで月曜から夜ふかしを見ながら中村屋の美味しいレトルトカレーを食べて、気持ちを整える。

うん、もう過ぎたことを悔やんでも仕方ない。

とりあえず病気の診断をして、対処方法を調べることにした。

先日のnoteでは極端な病斑の資料しかないと思っていたが、もっとよく調べてみると良い資料があった。

https://www.pref.nagano.lg.jp/suwachi/nosei-aec/gijyutsu/documents/suwa_brassaica_oleracea_pests.pdf

長野県諏訪の農業改良普及センターが出している資料。これにわかりやすい写真が多数あった。

うちの畑のブロッコリーはこんな感じ。

初期の葉の病斑
進行している葉の病斑
初期の花蕾の病斑、中央の黒いポチッとしたもの
進行している花蕾の病斑、中央部分が黒ずんでいる
黒ずんでいるところを包丁で切った様子。これは出荷不可。
スーパーに着く頃にはもっとひどくなっているらしい・・・。

やっぱり、黒すす病の可能性が高そうだ。ただ、花蕾腐敗病の可能性も捨てきれないので、正確な診断は美幌の農業改良普及センターに相談しよう。

黒すす病の対処については北海道立総合研究機構の中央農業試験場からレポートが出されていた。

https://www.hro.or.jp/list/agricultural/center/shingijutsu/39/16.pdf
↑道総研のポスター

黒すす病に悩まされるのは8月中下旬が多いらしいが、今年の気候ではもっと早く出てきているのかもしれない。レポートによると、定植30日後と花蕾形成始ごろ防除が重要らしい。

これまでも黒すす病の防除はしていたが、全て花蕾ができ始めてからの防除だけだった。それではだめだったようだ。次からは、早い段階でも黒すす病の防除に入るようにしてみよう。

収穫ができず、落ち込んだけれど。少なくとも試してみるべきことはいくつか浮かんできたから、やれることはやってみよう。

スーパーに出荷できない大量のブロッコリーの一部は我が家で食べることになりました。
病斑部分を除けば美味しいんだけどなぁ。

その後、ブロッコリーの病気と農薬の使い方についても調べてみました!
よろしければご覧くださいませ!

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