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農業における哲学とストーリーが野菜の価値を高める

午前中は草サッカーで汗を流し、午後は近くで自然農法を実践している農家さんのところにお邪魔した。

素敵な直売所を敷地内に持つ農家さんで、先日野菜を買いに行ってみた時に幸枝さんが見学の約束をしてきた場所だ。

本当に幸枝さんはコミュニケーションが上手で頼りになる。

昼過ぎに直売所を訪問。農家さんが畑とハウスを案内してくれた。

話を聞いてみると、ここでは無農薬なだけでなく、肥料も使わない農業をやられていた。化成肥料は使わないまでも、有機肥料は結構入れているんだろうなと想像していたので少し驚いた。

ご自身が料理人ということもあり、自分で納得のいく、安心して勧められる作物を作りたいという思いから、今の農法をとっているらしい。自分が自身を持って使えないものは引き算していく考え方だ。自家種の採取も積極的に進めているとのこと。

自然農法で、大変なのはやっぱり除草だと言う。訪問したときも玉ねぎ畑の除草作業中の様子。病気が出た場合も薬はかけないので植物自体の治癒能力を期待することになる。窒素肥料を入れていないので、虫や病気の発生はそこまで多くなさそうだ。それでも慣行農法よりは安定しないらしい。

今回自然農法の農家さんを訪問させていただいて、ご自身の哲学のもとに農業を実践しているんだなと感じた。そして、直売所に来る方はその哲学に共感して野菜を手に取るのだろう。一般のルートで流通する野菜にはないストーリーがその野菜の価値を高めることになるんだなぁ。

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