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「ありがとう」がうまく伝えられない

最近なんだか夫婦の間が少しギクシャクしている。

早朝、息子と起きてくる妻。見るからに疲れている、朝からなんだか暗い雰囲気を漂わせている。

連日の猛暑の中の農作業、元気爆発、食欲爆発のままイヤイヤ期を迎えている息子。

本当に「お疲れ様」だ。

ただ、そんな様子を見ると、僕の方も暗くなってくる。自然、会話も弾まない。

こうなってしまうとなにもかもうまく回らない。「疲れているなら休んだら?」「つむぎと外に行ってくるよ」。あれこれ負担をへらそうとしてみても、なにか違うらしい、相変わらず暗い雰囲気。

僕の方もますます暗くなってくる。

はー。

僕だって同じ様に仕事をして、息子の面倒をみて、朝ごはんを用意して、食器を洗ったりしているのに・・・。

なんで僕の方だけこんなにも気を使わなけりゃならないんだか。ああ、やだやだ。

そんな感じで、一日の農作業を終える。うまくいかなかったレタスたちの姿が、そんなどんよりとした気分に追い打ちをかけてくる。

つむぎのお迎えの時間、車で幼稚園へ。停車した時にふと妻のTwitterが目に入った。

「今朝も絶賛イヤイヤ期の息子の機嫌が悪く、何をしても朝から「イヤだ!」と否定ばかり。その言葉に深い意味は無いんだろうけど、何やっても否定されるこちらの身としては精神的にかなり辛い。こう言う時に言われて嬉しい言葉は「お疲れ様」ではなく、「ありがとう」だったりするのである」

そうだったのか!確かに最近「ありがとう」とあまり言って無かったかもしれない。

なるほど、言われてみると「お疲れ様」は仕事をして疲れている人に労う言葉ではあっても、直接的に感謝が伝わるものではない。

そもそも、息子を日々苦労して寝かしつけてくれていたり、息子の早起きにつきあわされていたり、洗濯をしてくれたり、食事を作ってくれたり。妻がやってるそんな日々の家事をいつの間に当たり前のものとして受け取ってしまっていたかもしれない。

うん、よくない。これは感謝してもしきれないぐらいのことだな。
「ありがとう」とちゃんと伝えよう。

今日もこども園が楽しかった様子の息子を車に乗せ、走らせる。

「帰ったらママにいつもありがとう!ってするんだよ」

ルームミラーに映る息子に僕の学びを共有しつつ、家に戻る。

裏玄関を開ける。「おかえりー」といつもどおり駆け込んでいく息子。さあ「ありがとう」を伝えるぞと意気込む僕。

しかし、ここから息子を寝かしつけるまで、いつもどおりの慌ただしい流れが始まる。

ご飯を作る妻。あれ食べたい、これ食べたいと大騒ぎする息子と遊ぶ僕。急いで食べる夕飯。それが終わると、妻が息子と遊び、僕がお皿を洗う。そこからお風呂に入り。電気を消し。まだまだ元気いっぱいの息子の長い寝かしつけに入る。

よし、今日は寝かしつけに協力するか、と思うも。結局、一番先に寝落ちしてしまう僕。

・・・・。

「ありがとう」と言えなかった。

バタバタと暮らしていく中「ありがとう」のタイミングはなかなか難しい。ことあるごとに言えばいいのかもしれないけど、それはちょっと軽すぎる気もする。息子が寝て一息ついた、一日の終りに言えばいいのかもしれないけど、息子が寝たときには僕か妻のどちらかも一緒に寝てしまっている。

うーん、どうするか。

明日からは、作業が終わって息子を迎えに行く前に伝えるようにしようかな。

「ありがとう」がうまく伝えられない。

ーーーーー
この日記は妻も見ているので、こんなことを書いて怒られるかもしれません。それでも、きっと僕と同じような状況の夫や父親もいっぱいいるんじゃないかと思って書いちゃいました。いつも頑張ってくれる妻に、一緒に「ありがとう」って伝えましょ。

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