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農家になって作ったじゃがいもは生後半年の息子が6番目に食べたものになりました

「今日の離乳食はきたかむいのマッシュポテトだよー」
やわらかくしたマッシュポテトをひとすくい、櫂の口元に運ぶ幸枝さん。

とりあえず出されたものは食べてみるスタンスの櫂
指ごと、むしろ指を中心に食べる櫂

パクッ。

なんじゃこれ?の表情を浮かべる

いつも食べているお粥と違うじゃがいもの味に怪訝な表情を浮かべる櫂。ぼくたちが畑で作ったじゃがいもを食べる櫂を、ぼくはじっと見つめる。「気に入ってくれるだろうか?」

怪訝な表情が終わる。

もっとこれをよこせー!の腕ぶんぶん

「もう一口よこせー」という感じで腕をパタパタする櫂。気に入ってくれたみたいだ。
口からすこしマッシュポテトを垂らしながら横で見ているぼくの方にドヤ顔を向ける。

だでぃ、これ、なかなかいけるでーの表情

幸枝さんはもう一口すくって櫂の口元へ。

パクッ。

そうそう、これこれ!な顔

今度はかなり積極的。そして、すぐに腕をパタパタさせて喜びの表現。

うまいぜ!

その後も、ぱくりぱくりと、巣の中で母鳥から餌を貰う生まれたてのヒナのようにいっぱい食べてくれた。

生後半年の櫂にとって、母乳、ミルク、お米、バナナ、きな粉の次、6番目の食材がぼくらが自分で作ったじゃがいもであることに、ぼくはなんだか不思議な満足感を得るのでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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