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2歳8ヶ月、変わり続ける息子の現在地

 里帰りとその後の自主隔離期間をあわせて1ヶ月半くらいの長い冬休みを経験したつむぎ。冬休み明けのこども園は、当然の様に「いやだ、ぜったぁいー」の登園拒否。

 「ぼくは、びょういんと、かみちょきちょきと、ようちえんがいやなの!」病院、ヘアカットという嫌いなもの二大巨頭に、幼稚園(こども園)が堂々ランクインしたのは間違いではなかったようで、大泣きしながらこども園行きを嫌がる。お迎えのときにはいつも楽しそうに遊んでいるし、「たのしかったぁ!」とも言っているので、こども園に行くのは嫌だけれど、園に入って慣れてしまえば楽しい場所ではあるようだ。「ようちえんにいくのはきんちょうしちゃうの」と本人も言っている。

 そんな冬休み明けの登園ダメゼッタイのつむぎだったが、ここ数日、変化が。

 朝8時半、そろそろこども園に向かう時間。この時間はだいたいTVを見ている。
「よし、そろそろ行こうか?」
「うん、てれびけして」
そう言って、とことこと自分で玄関に歩いていく。こども園に向かう車内でも別に嫌がる素振りもない。駐車場に着き、園に向かう。靴を脱いでつむぎの教室に向かう。自分で扉を開けて中に入る。そして振り返って笑顔でバイバイ。「だでぃとままもおしごとがんばってね」と言ってくれることも!

 数日前まで、泣きじゃくるつむぎを抱っこし教室につれていき、そのまま保育士さんにバトンパスの様に託していたのが嘘のよう。つむぎはなにかに納得し、心の中が変化したようだ。子どもの日々の成長は、ある日突然、目に見えるかたちで現れる。

 仕事を終え、お迎え。今日は金曜日、最近は一週間頑張ったご褒美にコンビニに寄って好きなものを買って帰ることにしている。教室の窓から覗き込むとつむぎは女の子二人と楽しそうに遊んでいる。つむぎが友達と遊んでいる姿を見られるこの時間は、ぼくにとって一日で一番好きな時間だ。なるべく声をかけずにしばらくその様子を伺うようにしている。

 それでも、ふとぼくに気づいたつむぎは嬉しそうに駆け寄ってくる。扉を開けて、突進してくるつむぎを抱き上げる。「たのしかったぁ」本当に楽しそうだ。先生とクラスのみんなに「さようなら」の挨拶をして、しばらく園内を駆け回ったあと帰路につく。

「きょうはこんび(コンビニ)よってすきなものかう!」

 なにも言わなくても分かっている。子どものはどんどん変わっていくんだなと感じるのだった。

星を見つけて喜ぶつむぎ

noteを読んでくれてありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した3人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!

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