インドアを楽しむコツは何かを「作る」こと
外出の才能がない代わりに、家から出ずに過ごす才能がある。
唯一、自分に才能があると誇れる分野かもしれない。家から出ないことがまったく苦痛じゃない。そうできる条件さえそろえば、何日でもひきこもれる。
両親ともにインドア派なので、インドア界のサラブレットだ。
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インドアの血は脈々と受け継がれる。
大阪はいち早く休校措置をとったが、大阪に住む姉がストーリーズで「うちの子たち、誰も家から出たいと言わない」と投稿していて笑った。
そう、姉の子たちは3人とも、筋金入りのインドア派。
漫画、YouTube、アニメ、ゲーム、お絵かき、楽器など、家でできる遊びが大好きだ。
甥姪たちがおうち遊びに飽きないのは、既存のコンテンツを楽しむだけではなく、自分でも「作る」ことをするからだと思う。
たとえば、末っ子は『鬼滅の刃』の炭治郎のイヤリングをプラバンで自作していた。お友達の間で流行っているらしい。真ん中っ子も、Twitterで公開したらバズりそうなレベルの、精巧な粘土細工を量産している。既存のキャラも作るが、オリジナルキャラも作っている。
血筋だなぁ。母も姉もハンドメイドが好きだから。
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私はといえば、ハンドメイドにはあまりハマれなかった。絵も工作も手芸も、まるでダメ。
そんな不器用さんにもできる、おすすめのクリエイティブがある。
妄想だ。
私は子供の頃から、架空のクラスを作って座席表を書いたり、好きな小説が学芸会で舞台化されたときのキャスティングを考えたり(もちろんそんな予定はない)、ドラマの設定を考えたりしていた。
こういうことをしていると、時間があっという間だ。漫画やドラマを楽しみ(インプット)、妄想でお話を考える(アウトプット)。この繰り返しで一日が終わる。家から出ないまま。
いきなり「小説を書こう!」とか「漫画を描こう!」とすると挫折するので、まずは妄想がおすすめ。ほら、「俺の考えた最強の萌えシチュエーション」とか、あるでしょう?
あと、最初から「ネットで発表しよう」とか考えて作ると、クオリティや人目を気にして自由に楽しめない。創作初心者は、「気が向いたら人に見せるかも」くらいの気持ちで、まずは作ってみるといい。
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医療や物流、小売りなど、外出せざるを得ない多くの人のおかげで、私は外出自粛できている。本当にありがとうございます!
私ができることは、感染を広げないことと、自宅で楽しめるコンテンツを作ること。
いつもGWや年末年始の長期休暇になると、noteの爆読み(同じ人が複数記事にたて続けにスキをつける現象)が増えるが、最近もよく起きている。
私の記事が、誰かの暇つぶしに貢献できたんだな。
そう思うと嬉しい。
さっき「初心者は最初から人に見せることを意識せず、まずは作ってみては」と書いたが、すでに書いている人は一歩進んで、誰かにコンテンツを提供する気持ちでnoteを書いてみるのもいいと思う。素人のクリエイター気取りは痛いとか、そういう自意識捨てて。
自分のコンテンツが、誰かの暇つぶしになる。その感覚は、けっこういいものだから。
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