遠隔で寝かしつけられている……!(2020年4月10日の日記)

癒されたくなり、友人に「犬の写真送って~」と頼んだら、送ってくれた。友人宅の犬をはじめて見た。お噂はかねがね……。

妄想だけれど、もしも自分が東京にいて、親から「実家の愛犬がもうすぐ息を引き取りそう」って連絡あったら、私はそのまま東京にいられるだろうか。今移動してはいけないと思いつつ、飛行機に飛び乗ってしまうかもしれない。

今もきっと、そんな状況の人がいるだろうなぁ。想像すると苦しくなる。

黙々と文章を書いた。

しかし、パソコンに向かっている時間のわりには書けていない。脳つるんつるん。

毎日毎日、ろくに活動できていないことに罪悪感を抱く。一生懸命働いている人たちに思いを馳せては、ごめんなさいと胸がつまる。

何がつらいのか、最近は気づけば心の中で

「ママー! たすけてー!」

と叫んでいる。

このとき、「ママ」とは誰を指すのだろう。母は目の前にいる。しかし、母に向かって「ママー! たすけてー!」とは言わない。

そもそも、私は母のことを「お母さん」と呼んでいる。小さい頃は「ママ」だったが、いつの間にか「お母さん」呼びになっていた。いつ、どんな心境で変えたのか、まったく覚えていない。

私が心の中で「ママー! たすけてー!」と叫ぶとき、その相手は母ではなく、概念としての「ママ」なのかもしれない。

もしくは、叫んでいるのは今の私ではなく、幼い私なのかもしれない。

そのうち、眠くて眠くてパソコンに向かっていられなくなる。かと言って、横になっても眠れない。

夫に「眠すぎてなにもできないけど眠れない」とLINEしたら、ひつじのスタンプをたくさん送ってくれた。

遠隔で寝かしつけられている……!

久しぶりに夫に会いたくなった。毎日一緒にいるとイライラするが、これだけ離れてるといい具合に会いたくなるものだな。

こんなに何もできない状態だが、ふと、小説書きたいなと思う。

別に「作家になりたい」とかではない。どうせ療養中で暇を持て余しているなら、小説を書いてみようかと思ったのだ。webに公開するとか、どこかに応募するとかは考えていない。まずオフラインで書こうかな。

プロットを妄想していたら、切ない気分が高まってきた。

鈴木知事の会見。

緊急事態宣言、休校はなし。でも、週末は三密を避けてとのこと。

北海道って市町村によって人口密度がめちゃくちゃ違う。学校だって、私が通っていた小学校は5クラスだったが、田舎に行けば「全校生徒30人」みたいな学校もいっぱいある。

北海道って括りで措置を決めると、全校生徒30人の学校も休校になる(実際なっていた)。市町村単位で措置を決められたらいいかもしれないけれど、調整が難しいだろうな。



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