【読書レポ#2】自分でできる子に育つほめ方・叱り方
読みかけだったものをついに読了。読みやすく、後半は一気に読んでしまった。
たしかこの本は本屋さんでふと目にとまって、衝動買い的に買ったような記憶がある。
これから子どもと向き合う上でも気付いたこと、改善したいことがあったのでしっかりメモしておこう。
概要
モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア教育を研究する著者による、子どものほめ方や叱り方のポイントを示した1冊。
この本でいう「子ども」は特に3~12歳を対象にしたもの。
ほめ方や叱り方のポイントについて、理論だけでなく具体的なやり取りの例(良い例・悪い例)が掲載されておりとても分かりやすかった。
①大事なのはプロセスをほめるということ
これはこの本で見てからかなり意識していることのひとつ。
「すごいね!」「上手だね!」というおざなりほめ、「優しいね」「かわいいね」という人中心ほめではなく、努力した過程や試行錯誤した様子をほめるプロセスほめが良いらしい。
とはいえ、本当に「すごい」と思うときは言っちゃうよなぁと思いながら読んでいたら、それはそれで良いと。難しい笑
というわけで意識しているのは、おざなりほめとか人中心ほめばかりにならなければいいかな、ということ。自分の想像を超えるようなことができるようになっていたとき(例えば◯を上手に書けた、とか)は素直に「すごい」と思うし、それは思わず言ってしまう。
ただ、そんな時にそれだけで終わらずに「保育園で覚えてきたんだね」とか「お母さんの真似をして描いてみたんだね」とかそういうことを言えるようになっていけたらいいなぁと思う。
②叱る前に共感すること
普段子どもと接する上で難しいことの一つが「叱る」ということ。私は(感情的に)怒ることはできるけど、叱ることは多分苦手だ。なんというか、どう言ったらいいか分からなくなることがあるし、泣かれると困る。笑
とはいえ、今後子どもが生きていくにあたって「人に迷惑をかけること」とか「危ないこと」、ルールなんかは教えていかなければいけない。それは親のやるべきことだ。
この本の中ですぐに実践できそうだなと思ったのは、「ダメ!」とすぐに言わないこと。
とはいえ、何か良くないことをしているのを見たら咄嗟に「だめ!」とか「やめて!」とか言っちゃうのはもうしょうがないと思う。だから意識するのは言っちゃった後にでも、ちゃんと話を聞くようにするということ。
息子はまだ2歳半だけど、もうかなり文章で言葉を喋れるしこっちの言ってることもほとんど理解できている。だからこそ、これからより気をつけていかないといけないと思った。
③アクティブ・リスニング(傾聴)を心掛ける
これは仕事でも家庭でも私が苦手だと自覚していること。自分の意見を強く持っている反面、言いたいことが出てきたら人の話を遮ってしまうときがある。そしていつも「あ〜またやってしまった」と思う。
子育てでも同じことが言えて、普段子どもの話をちゃんと聞いているかな、と考えてみると反省点はたくさんあることに気付いた。
たとえば
・スマホを見ながら会話してしまっていること
・言いたいことを先読みして、こちらから言ってしまうこと
なんかは特によくある。
毎回毎回100%というのはもしかしたらなかなかできないかもしれないが、意識していくことはできるし、そうしたいと感じた。そのためにも、息子と遊ぶときは近くにスマホを置かない、とかそういう物理的な対策が必要かもしれない。少しずつでもやってみよう。
これからに生かせること
・・・と、ここまで気づき・反省・これから意識することを書いてみたけど、これらを意識するあまり自分自身にストレスがかかってしまったら本末転倒でもある。だから、まずは心に余裕があるときは意識してみることから始めてみようと思う。
この本を読んでいても、時々「いや、そんなうまくいかないでしょ」とか「そんなことは分かっているけど、無理なときもあるでしょ」という思いになったのも事実。子どもの気持ちはもちろん大切だし優先したいけど、そうするためには自分自身の気持ちをコントロールすることも大切だ。無理する必要はないと思っている。
と思っていたら、本書の最後のページにはこう書かれていた。
とても安心した。
まずはほめ方や叱り方のポイントを知っていること。これだけでもかなり今後に役立ちそうだ。そして、これは子育てだけじゃなくて仕事でも役に立つ考え方かもしれないと思う部分もあった。
まずは、少しずつでも意識して実践してみよう。
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