決断する時は、まず整理(ステップ1)
前回、決断する時のい・ろ・はを書いた。要するに、今あなたが納得できる決断をくだすこと。あとは、それに向かって導いていくしかない。というような、超初手を書きました。
いや、でもその「納得できる」決断にたどり着かない・・・。と思った人もいるでしょう。
そこで、納得できるようなステップを共有したいと思います。今回はステップ1で、3まで続きます。これは、アメリカの国防省の人達が使ってきた手法だそうです。
ステップ1は、問題を4つのカテゴリに分けること。これもそもそも難しいので、しっかり理解して正しく整理することが大事です。
①SIMPLE / 単純明快か?
②COMPLICATED / 面倒くさい問題か?
➂COMPLEX / 複雑か?
そして・・・
④CHAOS / もうカオス状態か?
これらは何が違うか?
A.悩み・問題の「因果関係」が明確かどうか?
B.「解決策・対処法」が明確かどうか?
そして・・・ C.それは「自分でコントロール」できるか?
①単純明快は、すべてYESですね。
・今日のランチは焼肉弁当かサラダボールか。
焼肉弁当なら太るとか、お金がかかるとか・・・それくらい。Aにしたら、運動をしなければいけない。というような対処も明確。そして、自分でコントロールできる対処ですね。こういうものは、たいてい反復的で、簡単なルールを持っていれば、一瞬で決められます。
②面倒くさいは、A.もB.もYES。ただし、解が多いのでちょっと面倒くさい。
B.の適切な解はみえているけれども、解が多くて絞ることができない。仕事の決断は、このケースが多いようです。
・新規プロジェクトはどう進めたらうまくいくだろう。
・取引先のキーマンとどうやってうまくやっていくと良いだろうか。
・出会いがなくて悩んでいるが、アプリを試してみるべきだろうか。
こういう場合は、専門家にアドバイスをもらうのが良いそうです。
➂複雑は、A.が不明確。しかし、B.の解がないわけではない。
B.の理想の解はみえているけれども、どうすれば良いかわからないとか・・・。A.も流動的でどうなるかみえないとか・・・。
・投資で確実に儲けをだしたいが、どう銘柄を選ぶとよいか。
サルのダーツの実験が有名ですが、トレーダーが選んだ銘柄とサルがダーツを打って選んだ銘柄との結果を比較したら同等だったそうです・・・。なぜなら、未来の予測はだれにもできないからです。
このような場合は、まずは小さく試してみることが大事らしいです。(難しい)
もう一つの例は、
・そろそろ幸せな結婚がしたいけど、どうしたらよいか。
このような場合は、”自分の軸”を明確にすることが初手で、幸せを定義をすることが大事らしいです。(これも難しい)
つまり、複雑な曲面においては、解決策がないわけではないのです。
だから、小さなトライ&エラーを繰り返し、パタンを並べ、「正解」を探し出すことが、最適な行動といわれています。
そして・・・
④カオスの場合は、A.因果関係も不明確で、B.解も全然わからない、さらにC.コントロールも不可能という絶望的なケース。
・コロナに巻き込まれない生き方はなにか。
え・・・シラン!ってなりますね。このような場合は、「複雑」に移行させていくことが最適な行動といわれています。
複雑の対処を想定されるケースごとに行っていくということですね。それができれば、カオス状況を脱し、複雑にレベルをダウンできます。
もう少し簡単にカオスを見極めるには、、、
あとから問題振り返って、説明がつくか、つかないか。ここに気づいていれば・・・とか、こうすれば・・・とか思うものは、原因がつかめるので、複雑であったということです。逆に、もし原因がつかめないなら、カオスだったということです。
ちょっと、ここまででだいぶ疲れてしまいました。
ここで言いたいのは、まずは、
自分がどのような問題に直面しているかを整理することが大事
ということです。そして、なるべく、対処の無駄を省き、カオスではなくレベルダウンしながら整理をすると良いそうです。つまり、最終的には、とにかく単純明快で「シンプル」にレベルをさげていくことが大事。
何よりも、人は1日に『3万5000回』の決断を下しているらしいので、、、、
とにかく①のシンプルを増やしていきましょう!!!
参考にしたのは、この本!
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