【小説】恩送り Pay forward(第5話)完
【恩送り5】
おじいちゃんは、僕に言った。
「人は、一生貧乏すると願掛けしている訳ではない。もし上手くいかない時があっても卑下せず、前を向いて立ち上がって進んでいけばいいんだよ。」
「上手くいけばおごる事なく謙虚にすればいい。」
「上手くいっていない人を見ても、ただ今が上手くいってないだけなんだ。その一瞬だけを見て人を判断してはいけないよ。」
「それよりも、上手くいくように手助けしてやれば良い。」
「そうだよね、おじいちゃん。人生色々あるもんね。その時だけを見たらだめだよね。」と僕は、おじいちゃんに言った。
「そうなんだ。良い時もあれば、良くない時もある。人生は山あり谷ありで丁度帳尻が合うものになってるんだよ。」
「人生はトントンなのさ。」とおじいちゃんは僕に言った。
「そして、人には優しく接しないといけないよ。」とおじいちゃんは優しく微笑みながら僕に言った。
「北風と太陽なら太陽になればいいんだよ。」とおじちゃんは、僕に言ってくれた。
暖かい太陽の光が体を温めて、そして心まで暖かくしてくれる。
特に寒い日の暖かい光は、僕達に生きる力を与えてくれる。
今、僕のいる部屋に暖かい太陽の光がそっと差し込んでいる。
僕は今、おじいちゃんのことを思い出し、温かい気持ちになっている。太陽の暖かい光を感じながら。
僕は、太陽のように生きていこうと心に誓った。
そして、僕は多くの人に恩返ししていこうと思った。そう恩送りである。
みんなが、プラスのスパイラルを回し、みんなハッピーになればいいと僕は思っている。
そんな世界がきっと来ると僕は信じている。
そうPay forward. 恩送りで。
人と組織の専門家
問題解決プロデューサー、心理意識分析家、著者、起業プロデューサー、ブランディングプロデューサー
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