継続しか勝たん
議論メシ編集部のYouTubeチャンネルは最近立て続けに、 編集部の異常な鼎談㉟「技術者がコミュニティに参加するメリットとは」と編集部の異常な鼎談㊱「サードプレイスは何故必要か」 というように、コミュニティオーナーの方に出ていただきました。
お二方とも共通して4年ほど続けていらっしゃいます。
250回以上メルマガを配信
安斎輝夫さんは「サードプレイスラボ」を4年以上運営しており、「サードプレイス」のブログやコミュニティ&イベント(ラボ)を行っております。
イベントは50回以上開催、「サードプレイス」メルマガを毎週、既に250回以上配信していらっしゃいます。
メンバーが1,000人以上のコミュニティを3個作ったことがある
木檜和明さんはメンバーが1,000人以上のコミュニティを3個作ったことがあります。
現在はメンバーが4,000人以上いらっしゃる、「Arduinoファン」、某出版社さんからお声がけいただき、書籍を出版することをきっかけに生まれた「商業誌執筆者の会」を運営していらっしゃいます。
数多あるコミュニティをどんどん繋げていきたいのと、コミュニティに関わる人自体も増やしていきたいと考えていらっしゃいるそうです。
4年も続ける自信がない
私は正直4年も続ける自信がございません。
少なくとも、今のような密度の活動が出来るか全く自信がないです。今の活動を維持するためには様々な条件が揃わないとなかなか難しいものです。
イベントや鼎談を自由に出来なくても、執筆活動だけはせめて続けていれば良いのですが。
しかし贅沢ながら、料理は様々な調味料があったほうが美味しくなるように、様々な要素があった方が編集部はより一層面白くなるので求めたくなるものです。
継続しないと説得力がない
先ほど挙げたお二方は4年以上続けていらっしゃるので後輩である自分は是非目指したいものです。
自分もまだまだですので、これからも継続していきます。
『信頼はたゆまぬ実行から生まれる』ので。
「とてもじゃないけれど続けられないこと」に挑戦していないか?
では物事はどのように継続できるのでしょうか。
物事を継続するためにやっている工夫についてお話する前に、ひとつ、継続力についてクリアしておきたい問題があります。
それは、何かに取り組むときに「続けられそうか」、「続けられそうもないか」という判断をちゃんとやっているかどうか、ということです。
というのも、「継続力がない」、「根気がない」と悩んでいる人のだいたい半分ぐらいが、そもそも「とてもじゃないけれど続けられないこと」にチャレンジしてしまっているように感じるからです。
よくよく考えれば無理のあるスケジュールや課題なのに、きちんと現実に向き合わずなんとなく始めてしまい、案の定、やり始めるとだんだんときつくなって諦めてしまう。
そして、取り組み始めてから諦めるまでの1週間、2週間という時間の間に「続けられない自分」にがっかりして、自己評価を下げ、傷ついてしまう。 そういうパターンにはまっている人は意外に少なくないのです。
判断力を低下させる「邪念」はないか
つまり、「継続力がない」という問題には、「実際、続ける力がない」という問題とともに「継続できそうか、できそうにないか」を判断できていないという意味での、判断力の問題もある、ということです。
自分がこれからやろうとしていることに、スケジュールや方法論の点で無理がないかどうか。何かに取り組み始める前に、そのことをまずチェックしてみてほしいと思います。
そしてもし、自分の傾向として「ついつい、継続できそうもないことに取り組んでしまう」という「判断力の問題」が大きいようであれば、その点について少し心理的な面を掘り下げてみてもよいかもしれません。
そこには、端的に言えば「こんなことを頑張っている自分をみてほしい」という虚栄心、というような実際に取り組む内容とは無関係な動機が隠れているかもしれません。
心の内からそのような邪念を払っていけば、何か新しいことに向き合ったとき「自分が続けられそうか、そうでないか」ということを、今よりもう少し正しく判断できるようになるのではないかと思います。
「続けられない!」「継続力がない」と悩んでいる人は、どこを変えれば、いままで続けられなかったことを続けられるようになるのか、というように考えてみてください。
要因分析は「自分の現実を知る」ための作業
それは言い換えれば「今の自分(現実)を知る」という作業でもあります。
まずは自分が「続けられそうもないことに手をつけようとしていないか」をチェックする。
その上で、何かに取り組み始めたら、それまでの自分の生活習慣の中で、それを継続する上で有効そうなポイントについて、変えられるものを変えてみましょう。
たったこれだけのことで、それまで1割バッターだったあなたの「継続力」は、3割、4割バッターに成長させることができるのではないかと思います。
【参考】東洋経済オンライン『続けられない人の欠点は「努力」でなく「分析」
継続の「打率」を上げていくための得策は』https://toyokeizai.net/articles/-/90949?page=4