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参考文献の書き方と管理方法をわかりやすく解説

参考文献の書き方は学問分野によって異なる

 初めに大前提として「卒論の参考文献の書き方は学問分野によって異なります」。

 卒論や修士論文の参考文献の書き方を調べる際は、大学で指定された書き方に従いましょう。作者の学校ではこのような書き方でした。

【邦語文献】
青木秀男 (2008)「労働市場と海外出稼ぎ─フィリピン・マニラを中心に」『アジア太平レビュー』 pp.39-52
【英語文献】
Antolihao L. (2004) Culture of Improvisation. Informal Settlements and Slum
Upgrading in a Metro Manila Locality. Quezon City: Institute of Philippine Culture. Ateneo de Manila University. No. 47
【インターネット】
【邦語記事】

「海外労働者送金に依存するフィリピン経済」財団法人国際金融情報センター2007年 5 月 10 日更新、 2010 年 7 月 10 日閲覧
http://mainichi.jp/life/today/news/20090511k0000m040046000c.html

図のタイトルは下・表のタイトルは上

 しかしこれだけは言いたい。図のタイトルは図の下に付け、表のタイトルは表の上に付けます。これは万国共通です。

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【出所】議論メシ編集部『自分のやりたいことをやる為の習慣化4つのプロセス』https://note.com/yoshidaaya0109/n/n36e7061554ec

noteでも正直そうしてほしい

 上記はnoteで書いた図です。

 そうしたらSuper Human | 理学療法士/保健学博士 Ph.D.さんという、Facebookでも繋がせて頂きましたが、ゴリゴリの現役の研究者の方に下記のように褒められたので、noteでも「図のタイトルは下・表のタイトルは上」を貫いて頂きたいです。

議論メシ編集部さん
同じく習慣化について勉強しております、Super Humanと申します。
『習慣形成までのプロセス』、図も綺麗でとてもよく理解できました。
出典が明らかで大変助かりました。
今後、勉強させていただきます。

参考文献を書き忘れないためにおすすめの方法

 卒論も終盤まで差し掛かって「やっと終わりだ!と思ったそのとき「参考文献書かないといけないのに、記録してない…」と気がつき絶望している人を私は見たことがあります

 もう文献読んだら参考文献の節に都度書くのが一番良いと思いますが、「ここでは卒論提出直前に参考文献を書き忘れていた!」と絶望しないために今日からできるおすすめの書き忘れ防止法を3つ紹介します。

1 Mendeleyを使って文献情報の管理や引用文献リストを作成する

  Mendeley(https://www.elsevier.com/ja-jp/solutions/mendeley)は無料で使える文献管理ツール/SNSです。

 Windows、Mac、Linuxに対応したデスクトップ版、ブラウザを利用できるウェブ版、スマホやタブレットに対応したモバイル版があり、それぞれを連携させることで、いつでもどこでも文献を閲覧、管理することができます。

 付けたい名前ごとにファイルが作成され、Mendeley内で論文ごとのファイルが作られ、管理することが出来ます。

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【アナログな貴方へ】

「Mendeleyわからない!」というアナログな貴方の為の方法を紹介していきます。

2 本文に都度追加していく

  これが一番アナログで確実な方法です。
 「あとで参考文献追加しようっと!」と思っていると大抵、書き忘れたりどれを参考にしたかわからなくなったりします。

 参考にした文献はその都度Wordの参考資料→引用文献の挿入で追加していくようにしましょう。

 おすすめは引用文献の挿入をしておくと、最後に文献目録ボタンをクリックすればある程度整理された状態で文献が全て表示されます。

3 Excelやスプレッドシートで参考文献を纏める

   Excelやスプレッドシートで参考文献を纏めるという方法もあります。 シートには最終的に卒論の参考文献欄で記載する必要がある著者名、題名、誌名、巻、ページ、出版社、年を漏らすことなく記載しましょう。

まとめ 論文は分解して保管しよう!

1  卒論の参考文献の書き方は学問分野によって異なります。大学で指定された書き方に従いましょう。
2 Mendeleyを使って文献情報の管理や引用文献リストを作成する
3 アナログな貴方は「本文に都度書く」か「 Excelやスプレッドシートで参考文献を纏める

 皆様の研究のお役に立てれば幸いです!

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