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リワーク内でスキーマ療法を少しやるがあきらめる

最近、スキーム療法を検討していたのですが、担当の意向により少し方向変換をし、アサーションの検討を始めました。
その経緯を簡単ながらまとめてきます。

スキーム療法とは

スキーマ療法とは、認知行動療法では効果の出ない深いレベルの苦しみを解消するために米国の心理学者ヤングが考案した心理療法である。 認知行動療法では、頭に浮かぶ考えやイメージのことを認知と呼ぶ。 浅いレベルの認知を自動思考と呼び、深いレベルの認知をスキーマと呼ぶ。

浅いレベルの認知というのは、考えなくても行動に出る認知の事を指します。例えば、朝電車で学校や会社に行ための電車に乗るとき、ベルが鳴るといつの間にか速足になることはありませんか?
それは、その電車に乗るためには、急がなければいけないという。思い込みから速足になってしまうことです。

「まぁ次でも大丈夫か…」

と考えれば良いのですが、と思えばいいのですが、慌ててしまい動いてしまう場合もあります。

電車でベルが鳴る
 ↓
間に合うために走らなければ

という、思い込みから動いてしまうことが多いことです。

このような形で情報を浅い形で反応してしまうことを指します。

これは経験から培ったもので、自分の危険回避だったり身の安全を守るために行う人間の生理現象に近いことです。

これが、自分のトラウマだったり、怖い経験からだった場合どうでしょうか?

具体的な例を考えてみる

例えば下記の例を挙げてみます。

  1. 親がこぶしを握った時、身構えてしまったり、

  2. 上司に呼ばれたとき、何もしていないんだけど、息苦しくなったり 等

これは浅い認知による行動によるものが原因らしいです。その浅い認知の奥底に何か経験があり、それが行動につながってしまうことらしいです。

親がこぶしを握った時、身構えてしまう
これから予測される認知としては下記となります。

①昔こぶしで殴られたことがある
②すぐに身を構えないとより痛い思いをしてしまう
③そのため身を固めてしまう

上司に呼ばれたとき、何もしていないんだけど、息苦しくなる
これから予測される認知としては下記となります。

①以前に仕事で何かしらのミスを起こしてしまった
②そのミスにより上司に怒られてしまった
③今回もそのようなミスを起こしてしまったのではないか

上記の事を何度か繰り返すうちに、その原因を探す前に身構えてしまい認知の浅いまま動いてしまうことがあります。それがスキーマというらしいです。

それに近い状況ではないかと判断との元考えていただきました。
(下記の本から参照して出してみました)

実際にやってみる

そして様々なスキーマを出していきます。それは子供の頃からの考えを除いていきます。大まかに分けると下記になります。かなり深くやると共に、深くやるとかなり昔のトラウマをえぐる作業となります。

1.愛してもらいたい、守ってもらいたい、理解してもらいたい。
2.有能でありたい、何でもうまくこなしたい。
3.感情や考えを自由に表現したい、意志を大切にしたい。
4.のびのびと動きたい、生き生き楽しく遊びたい。
5.自分をコントロールできるようになりたい。

スキーマ療法カウンセリングとは?ぬいぐるみを使った自分でできる取り組みなど
https://mbp-japan.com/articles/genre:9/4/

ちょっとキツイなぁと思いつつ、そのことを担当に話しました。

そうすると、担当の方は、入社からの過去の振り返りを行って欲しいとお願いされました。
これは横軸に時系列、そして縦列に良かったことと悪かったことを±100で評価していきます。
(バラエティー番組とかで、タレントがよくやる方法で、コーナー内で自分 の人生の良い時悪い時いうイメージをグラフに表すあれです)

とりあえず入社から3回目の休職と行ったときまでのものを作成しました。

その時びっくりしたのですが、2回目の復職について覚えていないのです。お世話になった人だったり仕事でやったこと等思い出そうとしたのですがなかなか思い出せません。

何かヒントはないかと、今までかかわってきた人を並べていき、付箋紙にまとめていきました。

・どのような関係か?
・自分にとってどのような性格か?
・どんなことをやってきたか?
・その時自分はどのような思いがあったのか?

それを元に時系列を作成していくと、今まで忘れていたことがだんだんと思い出してきました。それはひびの入ったダムのような形で、記録がちょろちょろと出てきたら、その後濁流のように出てくる形です。

自分自身混乱しながら、書いていきます。そしてエクセルに散布図としてまとめていきます。

ある程度作成し、日を置いて見直してみました。だんだん鮮明に思い出していきます。

 嬉しかったこと
 悲しかったこと
 怒りたくなること
 自分自身が悲しくなること

様々な感情が流れていく形となります。とりあえず、60%ぐらいの記憶をエクセルにまとめグラフにし、提出しました。

それを見た担当の方は、情報をまとめていくと共に顔が曇っていきました。そして、一つの提案をしました。

「 スキーマ療法 は少し置いておいて、アサーション から始めましょう」

それに対してなんでだろうと思ったのですが、後々色々調べていくと、ある程度ゆっくり進めないと、その思いに潰されてしまう場合があるとのことです。
それが私に当てはまってしまったと思います。

最後に

担当の方はまだ、奥底のスキーマを触れることが今の自分には難しいと判断したのだと思います。
その部分はプロに任せた方が良いと思いますので、自分も一度スキーマ療法から離れ、アサーションを考えて行きたいと思います。


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