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第一志望が微妙だった


先週就活が終わりました。あんまり詳しくは書けないんですが、内定をもらっていた企業に承諾書を出して終了です。

3年の春から就活を始めて、4社から内定をいただきました。以前投稿した記事で言っている企業は断りました。

あー。長かったなあ。
私の就活はうまく行った方ではないと思います。なぜなら、第一希望の企業がだんだん第一希望じゃなくなり、軸もやりたいこともよくわからなくなるという日々を送ったからです。結果的に承諾した企業には、納得できているので、それはまた別の時に書ければと思います。

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私が第一志望だったA社に出会ったのは、2月か3月だったと思います。確かマイナビで見つけました。第一志望になった理由としては、
①大学での分野×自分の好きなことの業務
②勤務地の希望
③住宅手当がある
の3つです。特に①が大きくて、自分にぴったりだ!と思い、1年就活をしてやっと目指す企業を見つけたことがすごく嬉しかった記憶があります。

オンライン説明会に参加しました。活気があって、先輩たちも明るくますますA社に魅力を感じていました。

一次面接に申し込みました。ESはまだなく、誰でも参加でき、内容は自己PRでした。

電話がかかってきて、二次面接に来てほしいと言われました。思ったより電話が遅かったので(言っても1週間くらい)、落ちたかと思ってましたが、無事通ったということでホッとしました。

マイナビで条件検索しても、キャリタスで条件検索してもA社が出てくるのでいい会社見つけたなあと思っていました。

二次面接は本社で行われました。学生5人と社員の方3人です。提出物は履歴書などです。自分が若干ハイになった時に出る、関西のお笑いを見て鍛えられたエピソードトークが炸裂して、社員の方に「あなた営業がすごく得意だと思う」と言ってもらいました。とてもいい気分になりました。

また電話がかかってきて、三次面接に来てほしいと言われました。正直、二次面接は手応えがあったので、受かってるかなとは思っていましたが、素直に嬉しかったです。家で母親にこの企業に入りたいんだと熱弁した覚えがあります。母親も祖母もぴったりなお仕事だと思うと言ってくれました。

三次面接も本社で行われました。なんと三次面接では体力測定がありました。(どこの企業かわかった方もいるかもしれません。人事の方が読んでおられたらすみません。)
変わった企業だなと思いましたが、仕事柄体力がいるのは事実だし、先輩もマッチョばかりと言うわけではないし、まあいいかと思っていました。

学生はその時間に5人集められていました。面接の前に動ける服に着替えて、上体起こしや腕立て伏せ、スクワット(社長や社員さんと一緒に100回!)をしました。私は運動部でもなく体力もないので、1番ヘナチョコでした。腕立ては10回くらいしか出来ませんでした。

そのあと面接です。学生5人と社長を含む社員3人という二次面接と同じ構成です。この面接から違和感を感じ始めました。学生は、家族構成や親の仕事を聞かれ、他4人の前にも関わらず答えなければいけません。私は特に事情もない家族なので答えましたが、他人の前で答えたくない人もいるだろう、私だったら聞かないなと感じました。
また、面接では苦労からの挽回エピソードが重要視されていました。この話題自体はよくあります。しかし、この企業で評価されるのはどれだけ苦労したか、のように感じました。課題を乗り越えるための工夫とか、どうやってその課題を発見したかとかではなく、どれだけ「大変だったねぇ」と思えるかが重要視されているように感じました。大げさに言うと、課題解決能力ではなく、人生の壮絶度を評価しているようでした。「人生が壮絶」=「会社の理念に共感」という方程式を感じました。

私はこの企業の理念に共感していましたが、面接で感じた「苦労することは素晴らしい」のような考え方には共感することが出来ません。成果は上げたいですが、できれば楽したいです。実際、この会社は固定残業時間が長く、面接で感じた価値観は間違いないなと思っていました。

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電話がかかってきました。最終選考に来てほしいという内容でした。最終選考は面接というよりは本社で実際に社員さんと一日働いて適性を見られるという感じです。前回が実質最終面接だったようです。私は行くことにしました。なぜならまだ第一志望だったからです。大学の分野×趣味の仕事がしたいと思っていました。

会社の最寄り駅に7:45集合でした。早い。私は始発で向かいました。8時前掃除から始まって仕事が始まりました。本社では社員さんの優しさや雰囲気の良さを知ることが出来ました。もし入社したら、この先輩はお世話になるだろうなという頼もしい方にも出会うことが出来ました。お昼休憩をして、夕方になりました。しかし、仕事が終わる気配が全くありません。16時。17時。18時。「インターンの子そろそろ終わってもらって~」と誰かが言って私は帰ることになりました。社員さんが帰る雰囲気は全くありませんでした。

私はこの日社員さんに、固定残業時間をはみ出た場合の残業代は出ているのかと聞いてみました。出ていないそうです。

わちょっとこの環境ではやっていけないかもしれないと感じていました。この日は確かに楽しかったし、先輩も優しく面倒見のいい方ばかりだと感じました。しかし、拘束時間が長い、それをよしとしているところが自分には合わないと感じました。好きなことが仕事なんだから頑張れるというのはよく言われることですが、それは好きなこと+「成し遂げたいこと」がある場合で、ただ好きなだけの趣味の場合、規模を広げなくてもなんの問題もないのです。むしろこの環境で好きなだけの趣味と向き合っているといつか嫌いになってしまうのではとさえ感じました。この日のように自分が元気な時はいい。でも、ちょっと弱るとすぐ崩れていきそう、周りについていけなくなる自分が見えました。

でも心は弱いもので、合否だけでも聞こうという気になっていました。しかし、都合が悪いことにこの企業は、落ちた場合はサイレントなんですよね…。
電話がかかってきました。内定をいただきました。

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始めは良いように読んでいたA社の口コミも悪い所ばかりが目に付くようになってしまいました。

毎日朝は就業時間前に出社、夜は残業が当たり前。
大体一日12時間以上勤務している。

openworkより

会社のために働くのは当たり前という考えをゆっくりと刷り込まされている印象を受けます。

enライトハウスより

私は仕事内容を重視していたので、すごく迷いました。やりたい仕事…。この会社に入ったら面白いこともきっとたくさんあるでしょう。でも、体力的にも精神的にもついていけないだろうと思いました。

でも他に行きたい企業は見つけられなかったし、現に内定もないし…という状況だったので、内定承諾をかなり延ばしてもらいました。迷惑をかけてしまって申し訳なかったです。結果別の企業に内定をもらって、そちらを承諾し、申し訳ないんですがA社は断りました。

これが私の新卒就活第一弾A社編です。


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