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冬至と行動経済

冬至の意味

「太陽の偉大なエネルギーが復活する日」
「一陽来復(いちようらいふく)」

この日を冬至と言います。

太陽を神と見なしている事で、
あらゆる「生命の維持」を、
日の力に求める古来の人々には…
その力が最も弱まる日として、
「鎮魂(たましずめ)」
「魂振(たまふ)り」の呪術を行う事で、
日の力を再活性化させた
のが冬至なのです。

神楽の舞

旧暦の霜月(11月15日頃)にあたる冬至
今年2020年は12月21日(月)です。
全国的にも祭祀が催されるのです。

大釜に湯を沸かし…
これを中心に神楽を舞います。

その湯を用いて神事を執り行うのは、
その典型的な様式を、
「湯立神楽(ゆだてかぐら)」と言います。

魂が身から離れ、
生命力が弱まることを危ぶみ、
鎮魂・魂振りを行う、
「再生の儀礼の意味」を持つのです。

一陽来復(いちようらいふく)

「一陽来復」をご存知でしょうか?
言葉の意味は「陰が極まり陽が復する」ことです。
即ち「冬が終わり春が再来する」
ことに起因するのです。

とても素晴らしい表現ですね。

1年で一番太陽の力が弱まる日ですから、
次の日からは、
確実に太陽の日が強く長くなります。

運が上昇し始める

「太陽が生まれ変わる日」となる事で、
「冬至」を境にして、
「上昇運に転じる」
とも言われています。

1年のなかでも大切なこの日!
運をさらに上昇させるために、
色々な「食習慣」や、
「しきたり」が存在
するのです。
日本の伝統的な考えですね。

冬至の食習慣

冬至は「1年の締めくくり」の日と捉えられます。
昔の人は…
「いろはにほへと」の最後にあたる「ん」の部分
「ん」の付く食べモノが良い!
というゲン担ぎがありました。

「ん?」

よくカボチャを食べますよね?
なぜ?
「ん」つかない?

と言うのではなく
「かぼちゃ=南瓜」と書いて、
「なんきん」です。
他には…
「ニンジン」
「レンコン」
「ぎんなん」
「きんかん」
「かんてん」
「うどん」

この7種類を「冬至の七種(ななくさ)」と呼び、
特に縁起が良いとされて来たのです

ゆず湯

習慣としては、
柚子(ゆず)=「融通がきく」
冬至=「湯治(とうじ)」

言葉の語呂合わせでは無いですが、
【冬至の日にゆず湯に入る】と良いとされています。

「一陽来復」の運を呼びこむ前にゆず湯は、
【厄払いするための禊(みそぎ)】
だと考えられておりました。

冬が旬の柚子(ゆず)は香りも強いため、
【邪気を祓う】という俗信で、
身を清めるために、
ゆず湯に入ると言われていたそうです。

冬至と行動経済まとめ

太陽を「神」と見なし、
あらゆる生命の維持を、
日の力に求める古来の人々は、
その力が最も弱まる日と考えられた。

そのため「鎮魂(たましずめ)」
「魂振(たまふ)り」の呪術を行い、
日の力を再活性化
させた。

冬至は…
「太陽が生まれ変わる日」
「冬至」を境にして「上昇運に転じる」

何て神秘的で素敵な一日なのでしょう!!

こういう時…
心からお祝いをしたいモノです。
日本の風習やしきたりを今一度、
学び直す事でアイデアやヒントが、
生まれる事があるかもしれませんね。

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