見出し画像

「貯蓄」と行動経済、そして…

アメリカの平均世帯が購入する宝くじ金額

アメリカの平均的世帯は、
1年に1,000ドルを宝くじに費やすそうです。
日本円で言えば11万円弱です。
貯金好きな日本ではあまり考えられませんね…
世界で見ると更に凄い国があります。
平均でみると最高記録はシンガポールと言われています。
その額何と4,000ドル超!
日本円で言えば約45万円を宝くじに年間費やしているのです。

明日はもっと貯蓄しよう作戦

行動経済学のパイオニア的存在と言われるリチャード・セイラー氏
「明日はもっと貯蓄しよう」と言う社会貢献が有名です。
上記に記載した宝くじの話…
実はアメリカ人の3分の2の人は、
現在貯畜をしていないと言う現実があるそうです。
そんな中で1998年にとある中小企業で実験を行いました。
会社としては「従業員が家計を賄えるだけの貯蓄をして欲しい」
社員は「今すぐ貯蓄を増やすのは無理」
そこでセイラー氏が勧めたのが、
【昇給の度に貯蓄額を給与の3%増やす事】でした。

3年後に約4倍へ!

セイラー氏が勧めたと言う貯蓄額のルール
昇給の度に給与の3%を貯蓄する!
さて、その結果…
今すぐ貯蓄を増やすのは無理!
と言っていた社員が3%ずつ貯蓄しだしました。
すると…
3年半の間で約4回の昇給が行われて、
何と始めた頃の約4倍強!
給与の14%が貯蓄額となったそうです。
良い形で誘導で来たのです。
非常に興味が湧きますよね!
これが貯蓄における行動経済の成功例です。

行動経済は強烈!

毎日毎日、
行動経済の記事を書かせて頂いていますが、
いかに行動経済の考え方が、
強烈であるかを痛感しています。
様々なシーンで柔軟に使う事が出来るだけでなく、
コストも掛けずにベストな道へ、
自由の選択肢の中から誘導する事が出来るのです。
様々な角度でアンケートデータを今後、
増やしてまいります。
人々が知りたい情報を発信しながら、
一番ベストな形の選択肢へ誘導して決めて貰います。

やるべき事は数多い

例えば…
今の新型コロナによる10万円の特別定額給付金を巡る疑問解決、
給付金制度の取得率が20%にも満たないと聞いています。
これはこのままで良いのか?となりますよね。
緊急事態の中で…
本当に必要とされている家庭に振り込まれていなかったり、
家庭の中で事情(DV他)がある場合でも世帯主に入ったりしています。
その上「給付金の受給を希望されない方はチェック欄に×印を記入」
と言うややこしいルールは、
確認用チェックのイメージからか、
希望者が間違ってここに×を入れる例が相次いでいるとの事です。
行政側も行動経済をしっかりと把握して、
なるべくスムーズにお金が流れるようにしてあげて欲しいと願っています。

新しい仕事術

我々は今、
世界中の話題を一瞬で手に入れられる環境にあります。
そんなチャンスをみすみす逃すのは勿体ない…
と言う事で!
世界各国のリアル情報を日々集約し分析をしながら、
行動経済にまつわるアンケートマーケティングを作成し、
7月初旬をメドに公開していきたいと思います。
こうご期待♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?