見出し画像

マクドナルドと行動経済①

マクドナルドと言えば?

マクドナルドと聞けば、
皆さんは何を連想しますでしょうか?
ビックマック?
チキンナゲット?
フィレオフィッシュ?
月見バーガー?
ハッピーセット?

諸々あるでしょう。
【現役マック店員に聞いたマクドナルド人気メニュー】
こんなサイトがあったので見てみましたら…
何と第一位は!
チキンクリスプ
だそうです。
意外でしたね…
第二位がてりやきマックバーガーとの事。

顧客ニーズを探る

現代ではモノが溢れ、
以前よりも、
モノが売れない時代になっているのは事実です。
ではどうすればイイ?
お店で働く責任者は業績が悪化すると…
とにかく打開策を探します。
そうすると…
【お客様(消費者)の声を聞こう!】
となるのです。
これは決して間違っている事ではありません。
商品を購入するのはお客様ですので、
顧客のニーズを探るのは常套手段
なのです。

ヘルシーメニューの発売

有名な逸話があります。
原田泳幸氏が日本マクドナルド社長だった時代
マクドナルドについてのアンケートや、
インタビューを実施しました。
お客様からはこんな声が数多く集まったのです。
「ヘルシーメニューを導入してほしい」
「サラダを入れてほしい」

これを実行すべく…
お客様の意見を参考にして、
「サラダマック」を新メニューとして発売したのです。
するとどうなったと思いますか?
あれだけ要望されていたのに…
全く人気が出ずに発売中止となりました。

消費者の意見を聞くことは正しくない

お客様から多くの声を聞いて、
新メニューとして発売したにもかかわらず…
結果は全く売れずに発売中止!
そして!
その後に売り出されたジャンクフードの定番!
超高カロリーと言われている「クォーターパウンダー」
更には「メガマック」

こちらが大ヒットでブームとなったのです。
ヘルシーとは程遠いですよね?
全く持って消費者の意見を聞く事は正しくない!
原田社長はそう感じられたそうです。

言葉と行動のギャップ

今回の話はどこにでも当てはまりますよね?
「言葉と行動のギャップ」
きっと多くの方もご自身に当て嵌めてみれば…
「サラダマック」を作っている事があったかもしれませんね。
「マクドナルドでヘルシーなものが食べたい」
というのは実は、
【思考の中だけのねつ造回答】だからなのです。
こう答えておけば大丈夫!と言った考えが、
質問された側の頭の中に巡った結果を、
即座に答えたのです。
面白いですよね…
ただの上辺だけな営業トークみたいです。

隠れた心理を引き出す

振り返って見ましょう。
新商品を開発する上でお客様にアンケート!
マクドナルドでヘルシーなものが食べたい!
サラダマックを開発発売!
人気が全く出ずにサラダマック販売中止!
超高カロリークォーターパウンダー発売!
空前の大ヒット!

さて何が起きたのでしょうか?
これ実は「インサイト」なのです。
インサイトは人を動かす隠れた心理です。
マクドナルドでヘルシーなものが食べたい!
が本音ではなく、
超高カロリーでお肉たっぷりのハンバーガーを、
口いっぱいに頬張って食べたい!
と言う心理。
ココに隠れていたのですね。
インサイト記事はコチラです。
インサイトと行動経済
ぜひご覧ください。

マクドナルドと行動経済①まとめ

今回のマクドナルド情報の考え方は、
まさに行動経済記事となります。
誰もマクドナルドで「ヘルシー」を、
求めていないのです。

これが人間の欲望であり、
イイカッコしたい所なのかもしれません。
業種業態が違ったとしても勘違いしたまま・・・
「サラダマック」を作っている事は、
多々あるはず
です。
行動経済学を深く学んでいくと、
人間の心理や奥底がある時見えて来ます。

全てにおいて経済に役立つ学問なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?