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インサイトと行動経済

ストレスフリーのおさらい

昨日は「ストレスフリーと行動経済」記事について、
書かせて頂きました。
コロナ禍によって、
多くの方が不安と向き合いながら生きています。
更なる情報化社会の波が押し寄せてくる中、
環境汚染による自然破壊が進み…
電化製品や携帯電波による電磁波が広がり…
コンビニやスーパーのお弁当や総菜による添加物だらけの食生活…
これから「ストレス」は、
より一層蓄積する
と考えられます。
その中で実は…
ストレスの原因を突き詰め理解する事で、
人間は劇的に「ストレスフリー」へと、
向かう事が出来るのです。

インサイトについて

インサイトは「物事を見抜く力」や
「洞察」と言った意味
を持ちます。
現代社会では…
多くの人が満たされた状態に陥っています。
モノがあふれているからです。
これは企業にとって…
消費者が必要とする商品やサービスは、
「需要を見つけて作る」のではなく、
「需要から創り出す」もの
になったのです。

人を動かす隠れた心理

インサイトにおいては…
「まだ欲求さえない状態」
の事を指しています。
マーケティング上では、
「人を動かす隠れた心理」
であると言われています。
何のことだか…
となるかもしれませんが、
これからの時代では、
とても重要な考え方
なのです。
代表的な実例を見て行きましょう。

女性の隠れた心理を見つけ出した事例

大戸屋ホールディングスと言う、
有名な外食チェーン店があります。
色んな店舗を見て行きますと…
大戸屋は地下や地上2階以上に、
店舗を構えている事が多い
のをご存知でしょうか?
「集客力が弱い」と言われる地下や2階…
なぜあえてその様な場所へ作るのでしょうか?
「家賃が安い」と言うのはあるでしょう。
しかし実は…
定食屋の顧客イメージは「男性」が大半でした。
そこで新たな女性客を取り組むために、
「一人での外食が苦手」という、
女性の気持ちに着目
したのです。

一人で店に入るところを見られたくない

「一人での外食が苦手」
と言う女性の心理調査を進めると、
実は…
「一人で外食するのが苦手」なのではなく、
「一人で店に入るところを見られたくない」
というインサイトが見つかった
のです。
だからこそ大戸屋チェーン店は、
目に触れにくい場所に店舗をあえて設置して、
当時珍しかったカロリー表示や、
明るい店内装飾、
健康的な野菜を数多く使ったメニューを作り、
女性客の心を一気に掴んだ
のです。

今あるモノで置き換えてみる

人を動かす隠れた心理は、
新しい需要を常に考え続けなければいけない!
と言うモノではないと私は思います。

もちろん!
様々な方々の言動や行動、
思考や感情など…
「消費者の表面的な部分」から、
「心理の奥底にあるインサイト」を見抜く力は必要
です。
自分の事ばかり発信している人や、
自己満足発信者は難しいかもしれませんが…
人間に興味を持ち、
人間心理を汲み取る練習をすれば、
自然と読み取ることが出来てくるのです。

インサイトと行動経済まとめ

インサイトの発見は、
常に好奇心を持って人間観察することです。
「かゆいところに手が届く」
こんなことわざがありますが、
何となく伝わるでしょうか?
かゆい所なんて分からないのです。
しかし…
かゆい所はこの辺りかな?
と観察していると、
何かしらの予兆を感じることが出来る
のです。
「日本人はこの感覚にとても長けている国民」だと、
私は信じています。
そして!
行動経済学を深めていくと…
人を動かす隠れた心理が見えるようになるのです。

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