見出し画像

「個別の指導計画」について

「個別の教育支援計画」について聞かれることが多いのですが、「個別の指導計画」について少し話をしてみたいと思います。

学校の中で「個別の指導計画」というと、児童生徒が持つ一人ひとり異なった教育的ニーズに応じて指導を行うための計画表のことを指します。個別の指導計画は高等学校の学習指導要領の総則でも必要に応じて作成することについて言及されています。特に高校段階における個別の指導計画は大学受験の時などに合理的な配慮を申請する際に参考資料となることも十分に考えられるものとなります。

個別の指導計画の内容
市区町村や学校等によって異なりますが、生徒の実態、目標、指導内容、指導方法(手続きなど)、結果、評価などが記載されていることが多くあるかと思います。

個別の指導計画の活用
作成することで、生徒の実態の把握をより細かく掴むことができ、指導内容の方向性が見えてくるとともに、体系的な指導や支援が可能になります。
何よりも具体的な目標を立てることで、生徒がどのような意図で今の指導や支援があるのかが具体的に意識しやすくなり、自分が何を目指して学習しているのかということが分かりやすくなります。もちろん先生たちも指導や支援についての具体的な評価の視点を持って同じ方向を向いて指導や支援に取り組むことができ、この計画をベースに先生たちが指導や支援について振り返ることができ、より生徒に合わせた指導や支援をブラッシュアップしていくことができます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?