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タンザニア旅行の準備、現地情報まとめ

2019年2月にタンザニアへ旅行に行ったのだけど、書籍、ネット共にあまり情報がなかったので、行ってみてわかったこと、準備した方がよかったことを書く。誰かの助けになれば。
(フォー○ラベル、もっとやる気出してほしいけどいろいろ難しいんだろうな。)

どんな人がこの記事を書いたか

・夫婦2人東京在住、アラフォー、IT系スタートアップ勤務
・タンザニアで16カ国目
・動物、鳥好き

予算、日程、旅行代理店

・ファイブスターのフルパッケージツアー 2人で100万弱(なので、個人手配される場合はこの記事あまり参考にならないかもしれない)
・VISA取得やら両替やらを含めると100万ちょっと超えるかなくらい
・2019年2月某日深夜発、帰りは夜着の9日間
・行き先:マニャラ湖国立公園、オルドゥパイ渓谷、セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ・クレーター、アルーシャ(市街地)

旅程決定の経緯

当初はヴィクトリア・フォールズやザンジバルも視野に入れてたのだけど、予算と期間の兼ね合いで難しく、せめてタンザニア全部入りにしようということでこの旅程に決定。

準備

一般的な海外旅行の準備は省略。以下、タンザニア固有の準備について書く。

VISA

VISAを自力で取るには宿の予約確認書などが必要なのだが、宿からメールの返信が来なかった。大使館も同じく返信なし。なので、しかたなく旅行会社に頼んだ。アライバルビザもあるっぽかったけど、しくじった際のダメージが大きいので丸投げが無難では。

予防接種

各種予防接種は、旅行会社によれば「タンザニアだけならいらない」。結局、我々も何もしなかったし、特に問題は起こらなかった。

砂ぼこり対策

特にセレンゲティは砂埃がすごいので、綿棒やウェットティッシュなどを持って行った方がいい。鼻と耳はまっ茶色になるし、服やリュックも砂だらけになるので、覚悟を。
双眼鏡使うし、サングラスもするかなと思ってコンタクトを持っていったが、コンタクト慣れてなかったので、2日でギブアップし、メガネに変えた。

ガイドブック

ガイド本は「まるまるサファリの本」一択。日本語ガイド、これしかないので。内容も間違いないので熟読していきましょう。

一眼か双眼鏡か

記録魔なら一眼+望遠レンズ一択。レンティオで借りてでもそうした方がいい。我々は夫婦とも記録魔なのに双眼鏡のみだったので歯噛みする場面があった。
双眼鏡でいいや、という方はこのVixen & Colemanの小さいやつオススメ。でかいやつは重くて腕が厳しくなると思う。

通貨、両替

お金はとりあえずドル持っていきましょう。シリングは超ローカルなマーケットや店で買い物するときはいるが、我々のガイドは両替いらないといっていたし、確かに最後までいらなかった。
現金を使うのは各種チップ、宿の飲み物、お土産くらい。少なくとも宿の飲み物はカードで払えるし、少なくともガイドさんが連れて行くようなお土産屋さんはカードを使える。
我々は3万円分両替して270ドルくらい持っていったが、足りるかちょっと怪しくてチップをケチることになった。

チップ

チップは1グループ・1日、日本語ガイドに20-25ドル、ドライバーに10-15ドル、と、旅行代理店のガイドには書いてあった。我々は合計5.5日間くらい一緒に行動したので、165-220ドルということになるわけだが現金が足らず、ガイドに100ドル、ドライバーに50ドルとした。
通常のグループは、他の団体と混成になって一人当たりの負担は減るはずだし、英語ガイドならもう少し安いし、ガイド兼ドライバーとなれば、半額になるはず。我々が行った時は全体的に空いてたので、ガイドがだぶついていたのかもしれない。
それから、宿でも諸々チップが必要。久しぶりに手渡しチップが必要な国に行ったので、ところどころで渡し忘れてしまった。

リュックかガラガラ(キャリーケース)か

ガラガラが好きではないのでリュックで行ったが、現地ではガイドさんやホテルのポーターさんが運んでくれるので、ガラガラでも問題ない。

飛行機内装備

カタール航空で羽田→ドーハ 13.5h、乗り換え待ち 3h、ドーハ→キリマンジャロ空港 6hなので約24h。長距離移動に慣れててもなかなか厳しいので、機内装備や読み物、映画の準備はしっかり。

準備編は以上で終了。

ホテル

ここから泊まった宿がどんな感じだったか書く。

Moivaro Lodge

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・初日と最終日に宿泊
・離れになっているタイプのロッジでリゾートっぽい
・シャワーのお湯も電気も普通に使える
・初日はバスタブ付きの部屋だったが、水がかなり茶色
・飲み物用の湯沸かしはない
・バーもプールサイドも居心地良い
・食事は普通に美味しい
・新婚旅行みたいな花の飾り付けあり
・蚊帳あり(現地の蚊は強力なので閉めて寝た方がいい)
・ペットボトルの水あり

Kitela Lodge

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・Farm Houseというところに泊まるはずが、なぜかアップグレードされた
・とてもゴージャスで全体的に今回泊まった他のロッジより1,2グレード上
・ウェルカムシャンパン、ハッピーアワーあり。飲み物、スナック無料
・ロッジは離れ
・バスタブあり
・食事はとても美味しい
・空が白く濁って見えるくらい星が見える
・シャワーのお湯も電気も普通に使える
・飲み物用の湯沸かしはない
・部屋にウォーターサーバーがあるが、なぜか飲めない
・ペットボトル水あり
・蚊帳あり

Seronera Wildlife Lodge

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・2泊した。
・部屋は離れてない。普通のホテルみたいなの
・狭めでバルコニーもない
・壁がめちゃくちゃ薄い
・シャワーのお湯は早い者勝ち。急げ
・飲み物用の湯沸かし、インスタントコーヒーやティーパックあり
・敷地内にハイラックス(でかいネズミみたいな生物)がめちゃくちゃいてかわいい
・ビューポイント、眺めがとても良いので、サンセットとサンライズ観ましょう
・食べ物普通。謎の生バンドがいるがお察し
・蚊帳なし
・ペットボトル水あり

Reino Lodge

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・部屋は離れてないが、壁は厚い
・広くはないが十分
・バルコニーあり
・テラスが気持ちいい。動物がやってくる
・レストランにコーヒーなど常設
・食事普通に美味しい
・シャワーお湯出ます
・コンセントは21時まで
・ペットボトル水なし

エリアガイド

ここから行ったところについて書く。

アルーシャ

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空港から中心街までの閑散ぷりが、カンボジアや東欧を凌駕しているのでかなり不安になるが、最終的にタイの田舎町くらいになるので安心してください。

マニャラ湖国立公園

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・水辺にレア度の高い鳥が沢山います
・クラハシコウ、ギンガオサイチョウ、ヘビクイワシ、ミナミジサイチョウなどが観られました
・ヒヒやサルが大量でかわいい
・鳥を見たい人はあまりアフリカにこなさそうだけど、見たい旨ガイドに伝えた方がいい(言わないとスルーされがち

オルドゥパイ渓谷

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・渓谷には降りてない
・人類の歴史資料館+レクチャーがセットみたいになってる
・ンゴロンゴロ保護区内なので、ついでに行ってるみたいな雰囲気
・ここが入ってるツアーと入ってないツアー選べるなら、入ってない方を選んだ方がいいんじゃないかな

セレンゲティ国立公園

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・大草原。地平線を超えても地平線。圧倒的に地平線。こんなの見たことない
・面積的には関東平野並みに広いので、2,30分おきに次の動物、くらいの感覚でいた方がいい
・ゾウ、ダチョウ、ライオン、キリン、カバ、ヒョウ、チーター、など一式いる
・上の写真はセレンゲティじゃない気がしてきた

ンゴロンゴロ・クレーター

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・クレーターの上から見た景色がやばかった
・クレーター中は兵庫県くらいあるそうで、セレンゲティほどではないけど広い
・肉食系動物少なめだけど、サイとフラミンゴはここでしか見られなかったし、カンムリヅルの群れもいた

人々

街中でソロ活動してないので限定的な内容になるが、タンザニアで出会う人々についても書いておきたい。
目が合えばジャンボと挨拶。ガイドとドライバー、ホテルの人しかほぼ会ってないけど、フレンドリーな部類に入るのでは。
中国人団体客は春節明けという時期的な理由か、あまり見なかった。(別に中国人団体客を悪く言う意図はない)
どの国からの観光客も、全体的に若者が少ないので落ち着いたものです。

ガイド
我々のガイドとドライバーは親切だったのだが、車がやけにノロい、車が3回くらいスタック、ドライバーの声が大きすぎ(そしてガイドの声が小さい)、日本語での込み入った会話が厳しい、かと言って英語も微妙であった。動物の発見や生態の説明は普通にできていたので問題はないのだが。

ネット環境

今や世界中どこへ行ってもネットが繋がっていないと死んでしまう身体になってしまった皆さんへ。

WiFi
宿のWiFiは部屋までまず届かない。だいたいレセプションとレストラン、バーまで。届けばそこそこ早いので、ビールでも飲みながら使うのが良いかと。

SIM
通信会社の看板はそこら中にあるので、どこでもSIM買えると思う。我々はアルーシャの携帯屋さんに日曜に連れて行かれたので、軒並みCloseであり、路上で売られているSIMを買わざるを得なかった(おそらくガイドの友達)。1G8ドルだった。たぶん少しボラれてると思うが、そこはまあまあ。
キャリアはAIRTELとVODACOMがあり、AIRTELを使用。
なお、宿の部屋でもつながらなかったり、観光地でもつながらなかったりするので、気休めくらいに思っておいた方が良い。速度はもちろん遅いが、インスタを我慢して見られるくらいなので、許容範囲だと思う。

食べ物、飲み物

食べ物

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宿の食事しか取ってないが、海外の食事に慣れている人なら全体的に美味しく食べられると思う。後半は流石に飽きるが。東南アジアやクロアチア、イランあたりと近い、茶色く煮たり炒めた何か。
ほぼ朝晩ブッフェ、昼はホテルが用意してくれるランチボックスです。ランチボックスの中身はサンドイッチ的な何かと鳥の唐揚げ、バナナ、フルーツジュース、とか。

飲み物
他の国とだいたい同じで、基本ミネラルウォーター、コーラ、ジュース、ファンタ、レッドブル。酒は飲まないので知らないが、現地っぽいビールが3種類くらいあった。コーヒー豆の栽培が盛んですが、宿で飲めるコーヒーはもちろんまずいです。受け入れましょう。

気温と服装

朝晩はそこそこ冷えるので、素足にサンダルだと厳しい。Tシャツにウインドブレーカーはギリセーフ。できればもう一枚。日中はTシャツ短パンサンダルでいける。洗濯は部屋の窓を開けていけば半日で乾くかなくらい。湿度は低いです。
ンゴロンゴロやセレンゲティは標高が高いので他より少し寒い。

お土産

置物とか買うなら、値札なしなので値切り交渉が必要。観光客百戦錬磨の国々に比べて交渉はしやすい気がした。
コーヒー豆とか買うならローカルスーパーへ寄ってもらった方がいい。3ドルくらいの豆を買って帰ったけど、そこそこ飲めた。

終わり。

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