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実録 小説家のなりかた 19日目
8:14
今日は子供達と一緒に部屋を出た。メルカリで商品が売れたので、ポストに投函してからデニーズに来た。昨日は急に友達と上野で飲むことになって行ってきたので、多少の疲れと満腹感が残っている。
今日から小説全体を見渡し推敲していく。小説を書くのは孤独な作業だが、退屈ではない。自分と会話するのに近いので、飽きもこない。
9:08
気絶しそうになるくらい眠い。たまにこういうことがある。薬のせいなのかわからないが、デニーズにいるのでジッと頭を抱えて耐えるしかない。おじさんが朝からデニーズで頭を抱えている姿は恐ろしいに違いない。
10:26
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今日は調子が悪いのでこれくらいで終わることにする。後はラストの5000時を書き上げるだけだ。
隣に子供連れの主婦がやってきた。ベビーカーに載った3歳くらいの男の子がすごく細長いドクターイエローのおもちゃを持っている。子供を持つと、他人の子供も可愛く感じる。これは何でなのだろうか?親としての役割を一度でもすると、種として同種の子を守ろうとする本能のスイッチが入るのだろうか。家に帰って、蔵書のラストばかり読んでみてイメージを固めてみようと思う。
電車が通った。子供が「でんた!(電車!)いったった(行っちゃった)」と話した。3歳くらいの子供は、人間とは別の種のよに感じる。何か違う可愛い生き物に感じる。
100円でお題にそったショートショートを書きます。