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あの日の衝動。

18歳までサッカーしかしてなかった。全国大会に行く高校だったのでそれは必死でやっていた。結局レギュラーにはなれず高校で辞める事に。

広告の専門学校に進んだ19歳の夏。バイト先の居酒屋の先輩が、僕がライブハウスなんて言った事ないだろうからゲスト(タダ)で入れるライブがあるから連れてってやると。

確か高円寺の地下の、素人にはあまりにもハードルが高い、暗い、怖いライブハウスだった。

初めて生のライブがブラフマンだった。

その日、Tシャツも買って、後日にCDも買い漁った。胸を撃ち抜かれたなんてお洒落な凶器ではなく、灘で真っ二つにされた感覚だった。

今もあの日の衝撃が忘れられない。傷跡はしっかりとした瘡蓋に。

今もあの日の衝撃を求めている。バンドマンはみんなお兄さんだったが、今聴くバンドは年下ばかり。だから何か自分だけ取り残された様な感覚に陥る時もある。あの日のライブハウスの自分から何も変わってないんじゃないかと。

変わらないものもあるんだぜ。僕の中のリトルTOSHI-LOWさんが今もそう言っている。いや、それただのリトルシギハラなんだけども。いや、ただのシギハラだと思う。


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