見出し画像

「平成ミドル・マネジメント覚書」#6 組織マネジメント③ : ヤンキーとオタクの幸せな出会いの場をセットする

○下手なガバナンス強化は、「馬鹿なんす」への一直線
・考え抜かれていないガバナンス強化は、関連部署の責任回避的な対応がムダな業務を生むだけ。
・例えば、コンプライアンスとは「当たり前のことをきちんとやる」ということ。「当たり前のことが当たり前にできない・できていない理由」を分析して、障害を取り除くのが本来のコンプライアンス部門の仕事。
 
○ひととお金は使い方
・必要なとき・大事なときに思い切って使うことによって、ひととお金は活きてくる
 
○ヤンキーマネジメント
・人材を大きく、①三成型参謀タイプ、②マイルド・ヤンキー、③オタク、④羊に分類したとき、大事なのは、ヤンキーの心に火をつけること。
・三成はひとりいればいい。三成が多い組織は迷走して自滅する。
・ヤンキーとオタクの幸せな出会いの場をセットする。
 
○心への火のつけ方-バーベキューのように-
・よくかわかす
・葉っぱ・新聞→小さな枝→薪の順。いきなり薪をくべない。火が燃え移るように組み立ててから着火する。着火したら、焦って空気を送りすぎたりいじったりせず、火が燃え移るのを見守る。
・大事なのは、炎を大きく高くすることではなく、炭を熾すこと
 
○火加減が大事
・強火・・・①表面を焼き固めて肉汁が外に出ないようにするとき、②水と油を乳化によりひとつの味にするとき(新規施策)
・中火・・・適度な焦げ目をつけて、うまみと香りを引き出したいとき(人材育成)
・弱火・・・持ち味・うまみを引き出したいとき(ビジョン、改善の第一歩)
・圧力鍋・・・コントロールが難しいので、適量の材料を短時間で調理したいとき限定(集合研修)
・強火が直接当たらないようにするためには、「土鍋」的人材を間に入れる(素朴な土でできたひと)。
 
○自前主義の逆説
・自前主義にこだわり過ぎると、外部の進歩についていけなくなり、結局、外部に依存しないとやっていけなくなる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?