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WHO IS BANKSY?展へ行ってきました。

本日、バンクシーって誰?展 in名古屋 に行ってきました。

3/27(日)までだったので。

家族で行ってきました。

僕はアートの詳しいことはあまり分かってませんが、テレビで見たことある、特徴的な壁画のアーティストで、かっこいいなと思っていたのと、僕がお世話になっているHASSIN(時計店)が特別協賛しているということもあって、ご縁を感じて、名古屋展はぜひ伺いたいなと思い、行ってきました。

子供たちと行ったので、入るや否や初めの10分くらいで飽きてしまい(いつものことですがww)、会場は20分くらい居たかなという感じでゆっくりはできませんでしたが、雰囲気は存分に味わいました。

描かれた意味とかもう少し詳しく知りたいなと思ってパンフレットを買いました。

バンクシーはいわゆる、落書き屋(ストリート・アーティスト)なので、手っ取り早く絵を描くためにステンシルアート(型紙を使ったもの)のスタイルで壁に書いてます。

バンクシーの技法

書いている背景にあるのが、バンクシーが感じている社会問題や政治問題に対しての反骨的な声を自信の持てる方法を駆使してアウトプットして呼びかけている点かなと感じてます。

Barely Legal(辛うじて合法)展覧会の様子の再現
英語で「Elephant in the room(部屋にゾウがいる)」とは「明白な問題について、誰も触れようとしない」という意味。例えば世界では貧困が蔓延しているのに、結局誰も本気で救済しないじゃないか。そんな皮肉を込めて、バンクシーは、本格的な海外進出となったアメリカの個展で、本物のインド象を会場である倉庫に展示した。部屋の壁紙と同じ豪華なダマスク模様にペイントして。「象を虐待している!」なんて批判されないように動物に有害ではないスプレー塗料を使用している。だから個展のタイトルは、「Barely Legal(辛うじて合法)」。合法か、非合法かと、いつも問題になる自身のグラフティ行為にもかけている。
パンフレットより

部屋にゾウがいるのは明らかに誰が見てもおかしいのに、分かっていながら誰もが踏み込まない。

見て見ぬふり。

を皮肉を込めて主張している作品。

Flower Thrower

有名でこの展示会のアイコンにもなっているプリント作品の「Love In the Air」のもとの壁画。

火炎瓶の代わりに全力で花束を投げる抗議者風の人物。長年パレスチナ問題に関心を寄せてきたバンクシーが、2005年頃、現地のガソリンスタンドの壁に書いた高さ5mほどの作品だ。そこから読み取れるメッセージは憎しみと暴力の連鎖ではなく、「愛こそが平和をもたらす」という、忘れてはならない人類の共通課題。圧倒的な説得力があるのは、バンクシーがこの絵を安全なイギリスのアトリエではなく、イスラエルとパレスチナの紛争地帯で、狙撃される危険を冒して書いたということだ。
パンフレットより

実際のストリートグラフティはパレスチナのガソリンスタンドの壁に今も現存しているらしい。

この2つが僕の中で印象に残りました。


共通しているのは、

「課題と感じていることに対して、バンクシー自身が今できる方法と力で多くの人の心を動かし、僕らの共感を巻き込んで、無視できないレベルの大きな反骨的な力を作って、原因となる一部の人たちに問題を解決させるように訴えていること」

ではないかと感じました。

例えば、戦争に対して直接武器をもって参戦することはできなかったとしても、自身の持つアートの発信力を使って「戦争反対」を注目を浴びるようにわざとけしかけて、大きな声にして戦争を企てている人に向けて、全力で発信している。

ままならない政治に対して皮肉を込めて、難しい問題にも手を付けることを発信している。

僕らがバンクシーを支持すればするほどその声は大きくなり、企てているものに届く。

単純な足し算ではなく、明らかに掛け算を超えて、増幅させようとしている。

今、そこにある問題に対して今の自分に出来ることは何かを考え、大きな力にして、"僕らを巻き込んで"、全力で訴えている。


自分が常日頃から思っている、職場の課題感や問題。

今の自分に何ができるだろうかと尻込みすることは大いにあるし、時間が経てば・・・なんて思うこともあるのが事実。

でも、今ある等身大の自分でもできることは必ずあるし、僕にしかできないこともある。

僕が巻き込めるのもは何か。

そして大きな力にして、課題にぶつけられるものは何か。

少し反逆的な気分になるかもしれないけど、みんなが潜在的に思っているけど、手がつけれてないことに取り組んでいきたいと思う。

「今の自分の経験や立場、人脈(ほぼないけど)をフル活用して、直面している課題に取り組んでいこう。」と感じました。

課題に対してWant to Driven!でいこうと。

そう思わせてくれる展示会でした。


また、ちょうど昨夜、マインドフルリーダーシップのセミナーで「インタープレナー」という言葉に出会いました。


”越境人材”。
企業に属しながら、そこで湧き出た課題を企業外で同じような課題感を持つ方と共に解決法を創出して、自身の企業にフィードバックしていくという人材。(アウトサイドインの発想)
※僕の私見を入れた表現にカスタマイズしてます。

僕が今やれることは自分がアウトプットすることによって得られる、カスタマイズされたインプットを自社にフィードバックすることではないかと思いました。

バンクシーのアウトプットと昨日のセミナーがリンクしてそう聞こえました。

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