iOSの無料メンテナンスに行ってカナリアバネつけてもらった話
今日は色々本物に触れた日だった。今日ワイルドワンのイベントでiOSの無料メンテナンスに行ってきた。カーディナル33を持って。
私のカーディナル33は自分なりのカスタムチューニングをしている。とは言っても、その元となるのは、iOSのフルチューンの内容です。
iOSはリールのチューニングのメーカーとしてとても有名で、いろいろなアングラーがリールをメンテナンスしてもらっている。そして口を揃えて素晴らしいと言う。リールのメンテナンスは、それなりにお金がかかるものの、とんでもない効果を発揮する様子だ。そして、特にカーディナル33は色んなパーツを出している。エコノマイザーでプリン巻きを修正してたのをきっかけに色々調べていた。
私は前からフルチューンに興味があって、たまにSNSに上がってくるメンテナンス動画を漁って集めては、何度も見ていた。そうしているうちに、どうしてもその技術を真似したいと思うようになった。人に迷惑かけるわけじゃないし、自己責任で色々始めて今に至る。カスタムショップに行く敷居の高いイメージもあったしね。
※最後にこれまでの工夫、チャレンジを貼り付けます。結局は本物を買って本物のサービスを受けた方が良いです!
最初からお金を出してサービスを受ける。それは自分らしいとは言えないと思う。私はやっぱり凄いと思うものは、欲しいよりも、ひとまずは作ってみたいし、その技術を身につけてみたいと思ってしまう。ライダーのベルトを手にするより、どうにか必殺技を練習するタイプです。
普通はサービスを受けて満足するんだと思う。けれども、どうしてもやってみたくなってしまう。これは技術料をケチっている訳じゃないんです。なかなか理解されないかもしれないけどね。お金でなんとかなるならちゃんと習いたいくらい。ただ、まぁ仮に習ったとしても自分なりに色々失敗しながらでないと技術習得はできないと思う。ちなみに最初からお金を出してプロのサービスを受けることは、金銭面、時間的な面から最高です。そうした方が絶対にいいと思えました。(けどね…やっぱりワークベンチフィッシングです)
さてさて、それで何度も色んな自己責任カスタムをしてきたけど本物はやっぱり違った。カナリアバネのスムーズさと安定に大満足です。
ちなみにこれが私の作ったプレートとバネの最終形態。狙いとしては、①バネは最小限のパワーに留める②プレートは軽く作るをテーマに作っていました。
これがね。どちらも相当何度も作ったけどね。当たり前だけど本物の方が良いです。ここからは仮説というか私の中の解釈なので間違ってるかもしれないけどまとめてみる。(いつもの事ですけどね)
①自作バネ
…なかなかいい感じに巻けないですね。気をつけて作っても絶対カーブがコキッと曲がっちゃうところはあるし、そこでバネの性能が損なわれるんだろうね。グルグルの全てで力を受け止め反発するはずが、コキッと曲がったところで一部滞るんだろうかなと思う。安定しない事もある。使用範囲が狭くなってるんだと思う。
うまく反発せずになんと言うか、時折りジャムっちゃう感じで戻ってこなくなったりしちゃうのかもしれない。なんと言うか、、、安定しないんだろうね。粗がある。でもあと30個とか50個くらい作ればどうかなぁ思うけどまぁもう満足したのでいいかなと。
②自作のプレート
プレートも、最終は真鍮だったんだけど、やっぱりもっさり?よく言えばマイルドでした。元のステンレスより重いし柔らかですからね。プレートは軽くて強い素材でギアより硬くないものが良いなと思ってました。カーディナルはハンドルの回転でギアが動いて、ストッパーのプレートをはじきとばしながらリーリングしてる。そのプレートが軽ければ軽いほど、リーリングは軽くなると考えたんです。真鍮も0.5、0.8、ステンレスも0.3、0.5といくつか作りまして最後は1.0mmの真鍮と純正をデチューンした感じになりました。
軽くする意味付けは、ギアがトラックで、プレートが自動車だとするでしょ。嫌な表現だけど、トラックが自動車を弾き飛ばすより、軽自動車を弾き飛ばす方が抵抗は少ないでしょう。だから、ギアが弾くプレートは、より軽くしま方がいいし、そのためにはひとまず薄くする方がいいと思ったのです。
ただ、薄くすると強度はおちるし、加工できる金属は柔らかい。薄くすれびプレートのアタリ角度も斜めになる。結果的にプレートは曲がるというサイクルになっちゃう。じゃ何で作る?って例えばチタンとか?硬度は柔らかそう?脆そう?ステンレスも薄くしようとすると硬くする必要がある。焼き入れしてナイフみたいにしちゃうのはコストもかかる。そして、硬くするとギアが痛む。ギアの方が代えが利きにくいからそりゃアホだなと。
まとめると、①②を押さえつつ、双方のバランスを取ろうとしてました。抵抗を減らす要素の一つがバネ。バネを必要最小限のパワーにすれば軽くなる。そして、バネに押し付けられているプレートは軽ければ軽くなるほど抵抗は少なくなる。そして、プレートが軽ければバネのパワーは少なくできる。そのバランスはなんだろなと。
そんな事を考えていましたがね。まぁ妄想です。最後は純正プレートを中抜きしようと思って出来ず、薄くして行ったら曲がってしまった。
そう考えると純正バランスはとても最高に丈夫だ。よく言えば設計にしっかり予備力がある。バイクでもコテコテにカスタムする人がいるけど、間違いなく性能は落ちている。特に耐久性と安全性は落ちてる。それを自覚してカスタムするものだということは忘れちゃいけないと思う。
そして、本物のカナリアバネは丈夫さと安定、性能、そして価格をバランスよく達成していると思う。自分で部品を作って色々壊れるギリギリ(純正プレートは壊しました)までやってみて思うけど4000円ちょいというのは安いと思う。ちなみにアフィリエイトにはしてません。あれは嫌いです。
Amazonとかのレビューだと装着しても巻きが軽くなったのがわからないという人も多いけど、それは全部嘘だと思う。わからない人はいないと思う。
たぶんわからない人は、ボールペンの銘柄違いもわからない人だと思うし、キャベツもレタスも白菜もわからない人だと思う。あとは、そもそものセッティングというか基本の整備が不良なまま使っているんだと思う。違いをマスクしちゃうくらい調子の悪いリールだと効果は出ないと思う。部品交換だけでガラッと変わることは無いと思う。まずはセッティングだと思う。私のカーディナルは買った時に3〜5回グルグリしないとベールも戻らなかったですからね。それを強化スプリングで直るかと言えば直らなかったですから。
最初からお金を出してプロのサービスを受けることは、金銭面、時間的な面から最高です。そうした方が絶対にいいと思えました。…と最初の方に書いたけど、私はこれからもなるべく自分でやって失敗していこうと思います。
なぜなら、そういう遊びでしか楽しめなくなってしまったからです。こりゃ仕方ない。それもまた沼なのです。これを読んでくれた人は、私の軽はずみな挑戦と失敗をみて、素直に部品を買ったり、チューニングを頼んだりして欲しいと思います。もしくは、私を踏み台にして、もっといい方法を考えてもらえたらすごく嬉しいです。
※あと、私のギア研磨は研磨しすぎらしいです。攻めすぎなのが学べて、本当の職人に指摘していただけたことも大きな学びになりました。攻めすぎるとたぶん耐久性が落ちて、場合によりストッパーが滑って逆回転します。注意です。…というか自分で研磨するのをおすすめはしてはいけないんでしょうね。私はギリギリ機能を保ってますが。
そうそう、そしてワイルドワンでは久々にスプーン買ってみました。メッシュバイト。忠さんのスプーンですって。これもまた本物ですね。長くなったのでこちらの話はまた後でにします。
楽しもう!!
以下、これまでの記録です↓