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新しい仕事・職種に挑戦する時に考えること。強み弱み




これは私の体験談です。
20代後半、2社目のメーカーで営業していた頃。

転職して、少し年収は増え、人間関係も特に問題はありませんでしたが、
営業という仕事しかやってない自分に、将来の不安を頂いてました。

何か専門的な知識を身につけたいなとずっと思う日々。

ちょうどその頃、プログラミングを習得して需要が高いエンジニアになろう!というビジネス広告や関連する記事をよく見かけるように。

最初は、今まで興味を持ったことのない分野だったこともあり、気に留めてなかったのですが、
繰り返し、そういった広告や記事を見るうちにだんだんと興味を持つようになりました。


そして、気がついたら、市場価値を高めるにはエンジニアになるしかない!!と思っている自分がいることに気が付きます。

何より、これは広告のイメージにまんまとハマっていたのですが、スタバでMac一つで仕事する。場所を選ばす、海が見える家で仕事ができる

そういったメッセージをそのまま受け止めていて、エンジニアは需要はあるし、働き方が自由そうだという部分に惹かれていました。

30歳まであと数年。未経験の業種へのキャリアチェンジは今しかない!
結婚はしていましたが、(その頃子供はまだいない)妻にスクールに通って勉強したい!と気持ちを伝え、
そして全力を注ぎたいから仕事をやめて向き合いたい。と話をして、何回か話し合いをして認めてもらうことに。
(仕事辞めんでいいやろ、、何してんねん、、家計どうすんねん、という感じですよね、、すみません)


最初の方は、スクールの課題も楽しんでやれていたのですが、毎日黙々とPCにかじりつき、
コードを入力する日々が段々きつくなってきました。

業界未経験でもありますし、ただもくもくと勉強するだけでは、エンジニアの内定を取ることは非常に厳しいと感じ、
学習以外に就職のための行動も実施。

具体的には、エンジニア採用に強いエージェントと複数面談や、実際にプログラマーとして働く友人、知人から情報取集。
加えて、エンジニアが集うコミュニティがあることを知り、参加したりもしました。

このコミュニティへの参加が、一番ドキドキで、怖かったのですが、快く受け入れてくれ、
実際、参加して、学びはとても多かったです。企業の面接も複数社紹介してもらいました。


そして、コミュニティに参加したことであることに気がつきました。
ここから先が今回のテーマで一番伝えたいことです。

僕は毎日毎日、コードをひたすら打つことがいつまでもしんどく、なんとか面接用のポートフォリオを作っていたのですが、
そのコミュニティにいる人たちは、同じ作業を本当に夢中でされていました。

どうやったら、自分が思う動作が実装できるのか、悩みながらもどこか楽しそう。

私といえば、3カ月くらいやり続けていましたが、楽しいとか夢中になるような感覚は一切ありませんでした。


今でこそ、自分の得意なことと不得意なことを自己理解プログラムでみっちり向き合ったので
分かるのですが、

細かな作業をやり続けたり、小さなエラーを発見したり、そもそもじっとPCに向き合って取り組み続けるという

プログラマーとして働く上で求められそうな素質はほぼなく、どちらかというと自己理解を通して弱みに整理したパターンが多く求めれる仕事でした。


そのときは、自己理解などやってはいなかったので感覚ではありますが、
プログラマーとして仕事を得たとしても、苦しくなって早いうちにやめてしまうだろうと悟りました。

実際に、仕事を辞めてまでトライしたことでしたので、精一杯できることをし、ポートフォリオもいくつか作り上げ、
正直、未経験でプログラマーになるのはほとんど厳しいと言われてましたが、自社サービスを開発する企業から2社も内定も得ることができました。

ただ、途中から上記のような違和感も感じていたので、これまでの経験から営業職も受けており、
業種が今までと違う、マーケティング支援会社からも内定をとり、悩みましたが、こちらに入社しました。


今思うに、選択は正しかったと思います。
絶対に、しんどくなってやめていたと思います。


時代的にニーズがあると言われている仕事でも、自分の強みが活かせない領域だと継続は困難だと思います。


なので、ニーズはある程度は抑えたいですが、それよりも重要なのは、自分の強みが活かせる領域で仕事をすることだと思います。

(日曜日の初耳学で、元USJの森岡さんも、弱みが強みに変わった人は見たことがないと話をしていました)


今、数年前の私のように将来不安で、とりあえず流行りの業界、職種だから挑戦してみようかなと思っている方には、
入社を決める前に、調べれる情報で仕事で求められる素質や環境を知ったり、社員と話ができるなら会話してみて、自分の強みが活かせそうか確認してほしいと思います。


間違っても、自分の弱み部分が成果を出すために求めれれるような仕事ではないかは把握してもらいたいなと思います。










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