「カフェイン」眠気が覚めるのはどうして?
こんばんは!栄養コンサルタントのYOSHIです😆
皆さん、1日の中でカフェインを摂るとこはありますか?
今回はカフェインについて深堀していこうと思います。
カフェインとは?
カフェインは植物の葉や幹に存在する苦味成分で、お茶やコーヒーの香りの元です。
焙煎によってもほとんど変化を受けずに、その苦味は残ります。
カフェインの多い食品というと、一般的にはコーヒーが挙げられますが、実際には緑茶の方が多く含んでいます
緑茶のカフェイン含量は3~4%で、次いで紅茶が2~3%、コーヒーは1%程度です。
カフェインの作用
カフェインには眠気覚まし、心収縮力増強、気管支拡張、利尿作用など、いろいろな作用があります。カフェインに対する感受性には個人差あります。
慢性に多量に摂取すると、中毒(カフェインなしではいられない状態)になることがあります。
・覚醒作用
カフェインはアデノシン受容体に拮抗し、アデノシンの作用を抑制します。
アデノシンはATPの原料となるほか、情報伝達物質として働きます。
細胞膜電位を負にして神経や心筋などの細胞を興奮しにくくします。
カフェインはこのアデノシンの作用を抑制することで覚醒作用を示します。
眠気防止や疲労除去の働きがあり、一般には眠気覚ましの効果が注目されます。また、思考力や集中力がアップし、勉強がはかどるという効果も期待できます。
・交感神経興奮様の作用
カフェインはホスホジエスラーゼ(PDE)を阻害し、細胞内cAMP濃度の上昇を引き起こします。cAMP濃度の上昇は、交感神経興奮様の作用を示します。
すなわち、心筋収縮力の増大、気管支平滑筋の弛緩、脳細動脈の収縮、腎血流量増加(利尿作用)、脂肪燃焼の増加などです。
脳細動脈を収縮させることから、一部の頭痛(とくに方頭痛)に対して鎮痛作用も示します。
・カルシウム放出作用
最近、カフェインと骨粗鬆症との関係が報告されています。
カフェインは、カルシウムの貯蔵庫の一つである小胞体から、カルシウムを細胞質内へ放出させます。
また、骨のカルシウムを遊離させる作用もあります。
そのため、コーヒーを1日に3杯以上飲むと、骨粗鬆症の原因となることが報告されています。
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