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【副業History】フェーズ5 僕のサービスを構成するもの

これまでの副業でのゴルフレッスンの軌跡を残すシリーズ。

フェーズ1 単発レッスンメインの時期
フェーズ2 本格的なリピート受講生を迎えてのレッスンの進歩
フェーズ3 自身のゴルフレッスンコンテンツの体系化
フェーズ4 新生・いちごる!〜価値と価格について

そして、副業History最終回はフェーズ5。
これまでの5年間を総括してみる。

スイングの仕方とゴルフというゲームの攻略法を教えたら良いはずなのに…

いちごるレッスンの内容を装いを新たにして展開してきて1年。

ゴルフを楽しみたい!上達したい!と思っている受講生に伝えているコンテンツは、当初から大きくは変わっていなけれど、伝えているモノ全体のうち、「どの部分を強調するか」であったり、「何が一番のポイントか」という点に関しては変化してきた。

これは、実はこの1年の変化だけでもなく、フェーズ1とフェーズ2での違いにも表れている通り、少しずつ常に変化してきていたのだと思う。

例えば、フェーズ1とフェーズ2の違いは、「ゴルフスイング」を教えるのか、「ゴルフ」を教えるのかという観点で違いがある。

ゴルフをしない方には分かりにくいかもしれないけれど、以下がそのイメージ。

「理にかなったスイング(もしくは綺麗なフォーム)」を身につけたら、ゴルフは楽しめると思われがちだが、実はそうではない。

理にかなったスイングをゴルフ練習場で身につけたとしても、いざゴルフ場に行くと、実際のコースとゴルフ練習場との環境の違いから、いろいろなミスが起こるようになる。

「練習では出来てたのに!」という焦りから、さらにミスを連発し、結果ゴルフを楽しめなくなる。

これを克服するために、練習場でただスイング作りをするときにはない視点が必要になる。

それは、「ゴルフ」というゲームを、どうやったら攻略できるか?という視点である。

この攻略法を知らなければ、ゲームは上手く出来ないし、楽しめなくなってしまう。

フェーズ5におけるサービスの力点

ただ、実はゴルフを楽しむためには、これだけでは十分でなかった。

僕自身はしばらくの間、この「スイングの仕方」と「ゴルフゲームの攻略法」を伝えれば、多くの人がゴルフを楽しめるようになる、と思っていたものの、どうやらそうではない、ということに気が付いたのだ。

これに気が付けたのは、この1年のレッスンのシステムが、「10回レッスンを施すことに加えてラウンドレッスンも付随したサービス」にしていたからだ。

受講生と10回のレッスンとラウンドでの経験を共有し、その人と一緒にゴルフに向き合うことで、「心から楽しいといえるゴルフ」をするために、何が足かせとなっているか、を掘り下げてきたのだ。

要はこの1年でレッスンの力点が、

「心からゴルフを楽しめるゴルファーになってもらうために、受講生をどのように導くのか」

に移っていった。

これは、もはや技術的な問題ではなく、ゴルフを楽しみたいと思う人と、それをかなえてやりたいと思う人との人間関係の問題だと考えている。

人間は、機械ではない。
だから、気持ちや感情がある。

ゴルフ未経験者もしくは経験者でもゴルフに苦手意識のある人たち。

このような方々は、新しいスポーツを始めたり、心機一転レッスンに通うにあたり、期待ともに、「本当に、私にできるかな?」という不安を常に抱えている。

そして、ゴルフとは難しいスポーツで、「○○を心がけたら、必ず綺麗にボールは打てます」という方法がないがために、前回出来たと思ったことが、今回出来ないこともよくある。

その時に、自信が揺らいだりする。(「やっぱ、ダメかも…」)

そして、「もうダメかも」は、時にゴルフを続けていく前向きな気持ちを上回ってしまい、せっかくゴルフに期待して始めた人が、続けられなくなる可能性もある。(ゴルフは、やっぱり、私に向いていない…)

これらの気持ちにどれだけ寄り添えるかが、どれほど重要なことか。

これは一人一人の受講生と向き合ってやっていくしかないかとだと思っている。

僕のサービスの源泉

今、大切だと思っている以上のことは、当たり前のことのようで、僕にとってはここに至るまでには、やはり5年の歳月が必要だったように思う。

そして、大切なコトが何かを知るうえで、常にヒントを与えてくれたのは受講生の方々だった。

特にこの1年出会った受講生は、10回のレッスンとラウンドを共にしたこともあって、大きなヒントを頂いた。

時には、「先生、その方法私にとっては抵抗あります!」と正直に伝えてくれる。

それは、僕が、受講生のやりたいことに迎合するのではなく、正しいと思うことを誠実に伝え、お互いに信頼関係を築き上げてきたからこそいただける反応だと思っている。

そのフィードバックに対して、こちらも「受講生がそう思うのなら、別の方法で同じことをやってもらえる(心理的抵抗が少ない)方法は何か?」を考えることによって、アプローチを修正していく。

僕のレッスンは何で出来ているか?というと、これまで関与させていただいた受講生とのやり取りの集大成だといえる。

この場を借りて、ありがとう!と伝えたい。

※いちごるレッスン(ゴルフレッスン)の技術的な内容についてはこちらのウェブサイトにて公開しています。ご興味のある方はご覧ください
https://1-golf.com/introducion2/


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