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精神疾患、精神障がいの未来への10の期待。④福祉への疑いを発してくれ!

これも言うまでもなく、
「どうせ!自分の事なんかどうでも良いんだろ!?」
と自暴自棄になりながら、福祉事業所で支援員に食って掛かる人を
容認するようなお話ではありません。

勿論、そのキレている理由も含めて、精査する必要はあるかと思いますが、
極々、自然な感覚で持っても良いんじゃない?っていう疑問について
今日は話したいと思います。

精神疾患、精神障がいの未来への期待。③医療に感じた事を発信せよ!
ここで書いた事もそうですが、極々自然な疑問です。
医師から言わせると、
「この投薬を用いて初めて今の生活が出来ているんだよ。」
っていうところなんだと思いますが、
僕の元に届く言葉には、その言葉の根拠を
それこそ根本から引っこ抜くような言葉が沢山あります。

先日も人とまともな会話が出来なくなっていってるクライアントさんが
困り果てた上で連絡をくれて、僕自身がずーっとその方にお伝えしていた
様々な部分において、行動を取るべき事をお伝えしたんですが・・・
呂律も回らず、記憶も長期保持が難しくなっており・・・
と言う状況がありました。

その方はもう30年以上、同じ医師に掛かり、
その医師長年の付き合いである医師に自分の意志を何度か伝えても
「あなたの症状では難しいでしょ?」なんて説得され、
今に至っていたりします。
今も月に1度そこに通い、指示を受けていますが、
現状に対してその主治医は何も具体的におっしゃってくれてません。

極々自然に持ってもいい疑問について話していきます。

精神疾患、精神障がいの未来に僕がどうしても期待してしまう10の事。

④当事者だったからこそ福祉の疑いを発せ!


とは言え、

僕も福祉事業を行っている福祉事業者です。

僕が福祉事業をやり始めた理由から話せば良いでしょうか。

キッカケ自体は色々あったんですが、
当時、心理カウンセラーとして活動をしていた僕。
日々、クライアントが増えていく中でひとつ疑問があったんです。
極々自然な疑問です。

「本当にカウンセリングが必要な人はお金を持ってない人なのでは!?」

当時、1時間6000円という金額でカウンセリングを行っており、
重篤な症状が見える方には週に一度通ってもらえたら・・・なんて
示唆せずにいられなかった訳ですが、経済的な事も含め考えれば
なかなか抵抗のある提案になってしまう。

そもそも生活保護の方や、
実家暮らしの精神的理由で就労出来てない人などは
月一度だけ受ける1時間6000円だって厳しい訳ですよ。

だから、

お金の無い人にもカウンセリングをする方法として福祉事業制度を使った

たったそれだけの事です。

会社経営していますので、お金の事はシビアですし、考えます。
が、理念としてこの事業を始めた最初のこれは全く以てブレていません。

一応、お伝えしておくと、個人事業としてのカウンセラーの収入は
福祉事業をしてお金をもらわない!ってやった訳ですから、
当時に比べて半分以下に落ちてます。自ら望んでそうしました。

以前より様々な事業者の方々がうちの施設の評判を聞き、
見学にいらっしゃってくださいます。

就労移行支援のセンター長。就労継続支援の所長。代表。
地域活動支援センターのセンター長や、支援員。
相談支援事業所の方なんか沢山。

僕がやってる事業の中にそう言った方々のインタビューを
ネット掲載するものがあるんですが、
そういうのもあって、それぞれの
この事業をやり始めたキッカケなんか聞くと、面白いです。

ハッキリとお金の話してくれたりしますので(笑)

良いんです。お金を気にしない経営者はいませんので、
それは綺麗事抜きで必要な事だと思うんで。

しかしながら、そう言う入り口であるならば、
自身が今やっている仕事に関して後付けででも
ご利用者さん達の人生を預かる責任を感じ、
根拠ある支援をして欲しいと願う訳です。

さて、あなたが今、福祉サービスを受けていらっしゃる
精神疾患、障がいがあるとされている方として、
極々自然な疑問を声にしていますでしょうか?


障がいのある方々の意思決定支援というのが
福祉事業者の間で共通理念として日々語られ、
なんなら、その勉強会などもあったりするんです。

僕も何度もそこに足を運ばせていただきましたが、
なんだか、稚拙な議論。僕の印象です。

まず、障がい当事者の方々の人生の充実感のベースが
就労である事も疑問。
生活を維持してもらう為にっていう支援者の態度自体が・・・
なんだか価値観ビンビンなものを感じてしまう。

根本的な事として、

今、手元に10億円以上のお金があったとして、
今行ってる仕事をどうします?
就労する意味、理由が激減する事実ですよね?
(僕は10億以上あったら、そもそも福祉辞めますけどねw)

ご利用者さんに10億あったらどうでしょう?

就労は途端に必要の無いものに変わりますか?
って事はお金持ってないから働いた方がいい!っていう
ベルトコンベア式に支援決定している訳ですよね。

これは意思決定というよりは自動的で論理的な支援計画でしかありません。

10億円ある方であろうが、悩んでいれば支援対象者ですよね?

意思決定支援のお話の中では
なかなかこのレベルの人は想定されていません。
つまり、圧倒的に経済状況がヤバい!とか、
精神薄弱の意思決定が自分で難しい人みたいなのが
対象として話題になるんですが・・・

うーん・・・

それって障がい差別?選り好みとは違うの?と。

どの方に対しても同じ目線、同じように一貫した想いで向き合うのって
大切じゃねぇの??と思う訳です。

就労移行支援の方は例えば、支援対象者が10億持ってて
経済的に余裕があるなんて聞いたら、その方になんてお話しますか?
ちゃんと「何故ここに来たの?」「何故就労したいの?」
って価値観ゼロで聴けますか?
あなたより経済状況が安定している支援希望者に
あなたは寄り添う事が出来ますか??w

あなたが被支援者だとして、寄り添ってくれてる風である
福祉事業者の方々が性根の所で
ちょっとした上から目線を持っている事に気付けますか?

お金ないし、生活ままならないし、色々出来ないし・・・
だから、堂々と「これがあなたの為だよ!」って支援が出来る。

だって、前述した通り、あなたが10億持ってたら、
事実悩んでいたとしても、なんだかどう支援して良いか
迷う人達も出てくるわけだもんね。

僕は全てを対等な目線で話しています。

就労したい!って言葉を例えご本人がおっしゃっても、
それが心から言えてるのかどうかをとことん聴き込んでいきます。

〇〇したくない!って言葉を言われれば、その理由をしっかり聴き、
それをせずに済む方法をシュミレートし、可能であれば
とことん背を押します。例えそれが非社会的行為であっても。

不登校支援に入って、より学校に行かなくなった子供もいます。
でもそのご家族は以前より多く笑っています。

引きこもり支援に入って、僕と一緒に外に出るようになった
そんなお子さん(40代ですが・・・)もいます。
ご家族は納得していませんが、当人と僕は笑っています。

支援とは、あくまで支え、援助、応援する立場です。

こうするべきだ!と示唆し、導く人間は・・・
支援者ではありません。

まあ、良く表現すれば、教師?
どストレートに反抗的に言えば、
自意識過剰な自信家だね。

あなたの疑問、投げてみません??

あなたらしく、あなたの声で!

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