カトマンズの桜
子福桜が咲いている。
晩秋から咲く冬の桜
複数の雌しべを持つ桜
桜の起源はネパールだと知る。
驚きだ。
雪のヒマラヤを背に咲く
カトマンズのヒマラヤザクラ
秋に咲くのが桜の源の姿だった。
晩秋に咲く子福桜
子福桜は先祖還りの桜
ありのままの姿
ありのままの美しさ
ありのままの不思議さ
夢にみた子福桜
夢から覚めた朝
咲いていた子福桜
ありのままの不思議を
感じて心の奥へ降りてゆく
一段二段と降りてゆく
降りてゆくと閃きがある。
閃きを支えるのは論理
感じとることの裏側には
ロゴスの支えがある。
ロゴス無き感性は直観ではない。
論理無き感性は脆い。
論理なき感性は儚い。
欲に支配されれば
あらぬ方向に向かい
最後に心は砕け散る。
欲に満たされた思いを捨てよ。
揺れる思いを他人に向けるな
揺れる思いを
止めるのは自らのみと知れ。
今の心をただ
幸せと信頼で満たす
心は囚われない。
今の心に欲する思いあれば
苦しみがやって来て
心は己に囚われる。
有念無念の声が
共に意図するものでなければ
ロゴスは万象と共に歩み始める。
囚われない心は現実を創りだす
ロゴスに支えられた感性
考えることより感じること。
ありのままの自分に還る。
ありのままのロゴスに導かれる。
参考文献:桜の来た道 ーネパールの桜と日本の桜ー 染郷正孝 信山社
参考文献:正法眼蔵 5 道元 石井恭二・訳 河出文庫
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