大安大晦日
人それぞれに歩みの速さは有り
歩みの速さが異なる歳を刻み
三十一日の刹那に早きも遅きも
何かを確かめるように歩みを止める
時もひととき止まるように過ぎ
止まること無く刻まれて
一年の思いを刻むのかもしれない
まるで一人を忘れるように孤独を消し去るように
ゆく年を過ぎ去り眺め
くる年を遠くにのぞみ
終わりと始まりを止まるように眺め
始まりは明日には目覚めるのだよ
年年歳歳花相似たり
歳歳年々人同じからず
来る年も来る年も花は相似て咲くけれど
それを見る人は変わっているだろうか
花は必ず咲くけれど人は必ず咲くのだろうか
花を見る人の集合意識が変わっただけかもしれない
今年もありがとうございました。
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