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言葉

暑気を含む風が夏の葉桜を揺らす
薄青い空を微かな雲が覆う


言葉の風が心を揺らす
意識の世界を言葉が流れる

草木の葉は夏の緑をたたえ
茂り栄えうつろいゆく


言葉も季節をたたえて
萌えいでては色をうつろいゆく

語れば散り失われて
散りては新たな命を灯す


思考も意識も言葉でしかなく
気づきも直感も言葉にならないとつかめない

発した言葉には色がつき
色をつけるのはいつも私であって私では無い


異なる命を吹きこまれたときから
言葉は新たに生まれて新たな意味を持つ

人が言葉を使役するのではなく
言葉が人を使役するような気がするよ


言葉を使役するなど
大きな思い込み傲慢なのかもしれないね

見えぬ月

初めに言葉があった
言葉は神と共にあった

言葉は神であった
この言葉は初めに神と共にあった

万物は言葉によって成った
成ったもので言葉によらずに
成ったものは何一つなかった

言葉のうちに命があった
命は人間を照らす光であった

光は暗闇の中で輝いている
暗闇は光を理解しなかった

THE  WORD  BECAME  FLESH
(THE GOSPEL ACCORDING  JOHN)

あなたのうちにも神があり
わたしのうちにも神がある

内なる神は目覚めず眠る
大きな爆発が人生には必要なのだろうね。

おもしろいものだ。

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